orangeitems’s diary

クラウド専任の40代インフラエンジニアが書くブログ。新規事業マネージャー。20世紀末の就職氷河期スタート時にIT業界に文系未経験で入りこみそのまま生き残った人。

とにかく笑顔で立ち続けて、ていねいに仕事をすることの重要さ

 

あんまりこのブログでは触れない話題だけど、このニュースは始めに聴いた時に、飛ばし記事かなと思ってた。でも、本当だった。

 

www.johnny-associates.co.jp

 

この経緯について、なんだか似たような景色を見たことがあって。

会社で仕事をしていると、非凡でリーダーシップがあって、他人を凌駕する能力に満ち溢れてスーパーマンのような人が、どんどん上に上がっていくイメージがある。

一方で、だ。たまにいる、井ノ原さんのような方。

 

www.nikkansports.com

「今はワクワクのほうが勝っています。全部1人でできるなんてハナから思っていなくて。僕の周りのスタッフや、滝沢の周りを支えていたスタッフさんたちにも一から教えてもらう気持ちです。ジャニーさんみたいに、気さくに接していきたい」

 

主義主張が強くはなく、一方で存在感を持ち、適切に助けを求めることができ、感情を荒げることがなく。仕事はていねいであり、始めたことはとにかく続く。

仕事というのはたいてい、思い通りに行かないことが多い。自分の中のズレは必ずあり、それに対して強いリーダーシップで変革していく人もいるが、一方で地道にこなしつつ一個一個の仕事を地味に成功させ、段々とより良い方向に導く人もいる。

若いときは前者の、スーパーマン・ヒーローのように仕事がしたいと思い目指す人は多い。若手の転職の多さはこれも原因があると思う。特に一社目は若手ポジションに押し込められ、地味な仕事をやり続けることになる人が多い。いや、もっとスキルをつけて活躍したいと外に出るのだろう。ところが、一方でこの地味をものともせず、地味をかき集める人がいる。とにかく短気を起こさず、一つ一つていねいに、そして結果は安定する。決して特出した結果を個別で出すわけじゃないけど、合計すると何かおかしい。そして本人は笑顔を浮かべて、今日も仕事に精を出す。

どちらのタイプが優れているという話ではなく、どちらも優れているのだが、この後者のたくましさというのは、40代になるとよくわかるのである。スーパーマンと同じくらいにこの後者のタイプに対して社会が高く評価する。この安定さこそがスーパーなんだとわかるのは、いろいろな失敗をしてこないとわからない。強い痛みにくじけてしまうスーパーマンも存外に多い。それに比べると、どんなことが起きても、なんとか対応できてしまうのはそれそのものが才能でもある。

また、なんとか対応できることの理由の一つに、自身が優れているとは思っていないがために、周りに頼ることに躊躇がないということが挙げられる。周りも受けてしまう魅力がある。スーパーマンはなかなか人に頼れないのである。圧倒的な能力でねじ伏せることに慣れてしまっているがため、他人を従わせることはできても、頼ることが難しい。

私自身は前者を求めて過ごしてきてしまったがために、今やこの後者の素晴らしさというか、凄まじさがないものねだり的にうらやましくもある。そして、これこそが、本当はたくさんの人が目指すべき仕事の取り組み方であると思う。だって、非凡な才能が誰にでもあるわけじゃない。でも、人格を磨き、ていねいに仕事し続けることは、誰にでも挑戦可能なのだから。

ニュースを見ただけなので実情はわからないけど、「全部1人でできるなんてハナから思っていない」なんてセリフを、ハナから言えるのはすごいな、と感心したというか、おののいてしまったのだった。