orangeitems’s diary

クラウド専任の40代インフラエンジニアが書くブログ。新規事業マネージャー。20世紀末の就職氷河期スタート時にIT業界に文系未経験で入りこみそのまま生き残った人。

若者は進んでいる、認めないシニアから遅れていく

 

若者がLINEから距離を置き出しているという記事を読んだ。

 

japan.cnet.com

 「LINEはそんなに見ない」は、多くの学生が言う言葉だ。利用率は100%近いし、家族との連絡用などに利用はするが、利用頻度はそれほど高くない。「あくまでプライベートな連絡ツールだし、知り合ったばかりの人とは基本交換しない」

 

こういう話を多方面から私も聞く。というか私もLINEはほぼほぼ狭い範囲でしか使っていなかったし距離感が近すぎるツールで前から苦手だった。1 on 1が基本だからかな、なんて思う。

そもそも若者がYahoo!ニュースを見ていない。Yahoo! JapanとLINEはもはや資本が同じだが、ユーザー層が高齢化しているのは間違いないと思う。日本のインターネット草創期を盛り上げた彼らのユーザー像が年々年を取っていくのはとてもしょうがないことだと思う。少なくとも若者たちは別のメディアから情報を入手している。

コミュニケーションツールの代替が、InstagramやTwitter、Discordに流れているのも共通に聴いている。私との違いで言えば、若者ほど「つながりたい欲求」がないこと。Noteでメンバーシップを運営しているが、その関係性があるのが心地よい。いつでもつながっていたくない。自分の時間は主体的に管理したい。つながりが多くなればなるほど、他人からのトリガーで自分の行動が狭められる。メンバーシップのコミュニティーは時間を区切っているし、その間はコミュニティーに集中できる。大人の部活動のようなものだ。

若者たちはずっと若者ではないので、彼らはきっと、学生が終わったらすっとSNSを止めるのだろう。卒業してまで「いつでもつながっている」は絶対に求めないはずだ。社会人生活と完全に矛盾するからである。学生の間は時間があるが社会人になってからは時間が限られる。ゆるい関係に時間を振り回されること自体が無理だ。

だから、今の若者たちが30代になるに従い、また違うコミュニケーションスタイルを確立していくと思うが、今の30代以上に擦り寄るわけじゃないと思って、関心を持っている。

 

もっともシニア層がやってはいけないことは、以下の点だと思う。

・若者層と直接コミュニケーションできる場が少なくなり、勝手に若者像を作り出すこと。そして、メディアの意見は「限られた」「偏った」ものと断定し、どうせごく一部の若者を切り取っただけだと聞く耳をもたないこと。

・自分が知らず若者が採用していることを、自分の世代のやり方の方が優れていると勝手に判断し、興味をシャットアウトすること。

そもそも、若者、とたくさんお話するのが一番いい。たくさんの若者の統計を取るより、一人の若者とたくさん話した方が参考になる。自分の人生を思い出してみればいい。自分は一人きりなのにたくさんのことを経験し考えて来たのではないか。若者だってそうだ。一人と話せば宇宙のような世界が広がっているのだ。それをせずに、メディアにくだを巻いて自分のこれまでやっていた方法に固執する。これこそが進化を妨げ、相対的に時代から退化していく態度だ。

 

もちろん、退化していく生き方だって、潔いとは思う。進化することを一人一人の人間が義務付けられているわけじゃない。でも、進化する人だけが生き残るのもまた真実だ。若者に耳を傾け、真摯に取り入れられる態度は今後も重要だと思う。