このブログ、アクセスが見られているかどうかについて、Google Analytics 4というツールのリアルタイム数値を見て、結構こまめにチェックをしています。
体温計や心拍数のようなもので、投稿後に跳ねたり跳ねなかったりと、数字を見ながら題材を決め・・みたいなことを長年やっています。
ところが、ここ最近数字が落ちてきて、ああ何かやっちまったかな、みたいなことを思うわけです。記事に点数が出るわけでもないので読まれなくなることはこの数字をアテに知るしかないわけで、でとりあえず記事を書くしかないか、と書く。
でもぐんぐん数字が下がり、何だか見たことのない数字まで落ちていくのです。
あれ、そんなはずは・・。
ふと、Google Analytics 4の方がおかしいのでは、という気持ちになり、はてなブログのアクセス数を見たところ・・。
なになに?、全然ここ最近変わってないやん・・、と。
だから、Google Analytics 4の方がおかしいということです。確かに、自分がアクセスしても反応しません。どのページを見ているかみたいな統計も出るのですが、出ません。
設定を見直したのですが悪いところもなく、これは待つしかないのかな・・と言ったところです。
この件、思ったのが、何かを決めるときにデータを人はエビデンスにしますが、このデータ自体が間違っていたら人は間違った行動をしたり判断をしたりするということです。
データを信じる前に、メーターがポンコツでないか疑う必要があるということです。
ですから、今回もそうでしたが別々の2種類の測定器を持つ必要があります。
最近のメディア記事を見ていると、よく記事中にグラフが出てきます。何年の何々調査で調べた結果です、みたいな論法で登場します。
人は、グラフを見ると、信用しやすいという側面があるように思います。そのグラフ、どこから出たものでどういう調査で、正しく取得、分析したものなのか。
過去を思い出すと、心理学の勉強で論文を書く時によく、アンケートをして統計を取ったものです。このアンケートが、結果ありきで取りたいデータが出るように仕組まれていないか。取得したデータの計算が間違えていないか。データを捏造していないか。厳しい客観的態度で臨まないと人間的な弱みが結果を捻じ曲げてしまう。これを意識させられたものですが、デジタル時代の現在では、むしろ人をだますデータの出し方が進化しているようにも思います。大企業の検査データが捏造だった、という事件もよく聞きますよね。
最近の記事は、800字~1500字くらいで、データを混ぜるとみんな信じやすいというテンプレートもあるように思います。そもそもそれで真実を断定するには文字数が少なすぎませんか?。この部分、人間の認知の弱点であると思いますので、グラフや数字が出てきたらまず疑った方が良いかと思います。ポンコツメーターで測ったんじゃないの?、って。