orangeitems’s diary

クラウド専任の40代インフラエンジニアが書くブログ。新規事業マネージャー。20世紀末の就職氷河期スタート時にIT業界に文系未経験で入りこみそのまま生き残った人。

技術革新の果て

 

パソコンの進化はここ40年がすごくて、過去を振り返れば大変な性能を手に入れている。ある時期は、性能の進化がすごいので半導体はどんどん古くなり、設備投資した割には回収できないリスクの高いビジネスと言われた。そのため、一時期日本でも半導体生産が盛り上がって工場がいろんな場所で作られたんだけど、しりすぼみになって行って撤退戦となった。と思いきや、このところ半導体不足が深刻さを増し、日本も半導体を作らねば!みたいな、戦略も何もあったものじゃない状況になっている。

半導体の性能を進化させるというより、半導体で出来ることが急速に広がった。もう何から何まで半導体が入っている時代に突入し、性能はもう今の水準でそこそこでいいので、省電力や小型化で争っているような状況。古い半導体ですら十分な性能となったので、中古が長く活躍する時代になったと言える。今、秋葉原のニュースなどを見ると、過去のパソコンやスマートフォンの取引が盛んである。メルカリやヤフオクなども絡み、古い半導体がまるで宝石みたいな扱いになりつつある。

ここ最近、技術革新と言えば・・、AIやEVみたいな分野なんだけど、かなりがっつり半導体のお世話になる分野である。社会は進化したいのだけど、肝心のハードウェアが資源不足で追いつかない。この資源に依存した技術に頼ることが本当に進化なのか、というと怪しくも思える。「もっといい計算方法」つまりソフトウェアの進化で半導体に頼る部分をもっと削減できないものか。今はパワフルなハードウェアを頼ってソフトウェアが動いているため、資源の枯渇も甚だしい。そしてその状態で技術革新を煽っている人々も少し焦り過ぎのように思う。

例えば、電力食いの暗号通貨なんてやめちまえよ、とか、EVは電力でクリーンって言ったって肝心の電力が火力発電中心なんだから意味ないじゃん、とか。AIもNVidiaのGPU依存だけど、1枚30万とかもう民主的なツールじゃないよね、とか。

iPhoneやスマートフォンも、2年に1度買い換えるような気軽な値段でもなければ性能でもないよね、とか。

省エネというと、みんな電気消すけど、そもそも依存している技術がエコじゃないよね、と。リモートワークだって電気食うし。

だから、今資源価格が高騰してて、そのままスマホの値段もどんどん上がりそうだけど、今までが価格が安すぎたんだと思う。もっと高くして、買い替えスピードももっと遅らせて、中のソフトウェアを進化させることで良くしていくようにしないと、こりゃ、資源も枯渇するさ。

人間がもう地球には80億人もいて、その人たちが2年で1度スマホを買い換えたり、みんなEV買ったりしてたらさ、あっという間に資源はなくなるさ。

ひとときは、環境技術って将来絶対に必須で、日本がその技術を握っているなんて言われたもんだけど、気づいてみたら資源を消費する技術ばっかりが注目され、その結果現状の資源不足と。

おそらく、次に伸びる分野は、こういった資源不足を解決するようなソリューションになると思う。だって、資源の枯渇はこのままだと加速度的に深刻になるに決まってるんだもん。