組織の継続性を高めるための原則

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経験則ですが、組織が長く続くために必要だなと思うことを並べておきます。

 

大きな事件が起きない平穏な日々が重要

最近思うのですが、上司が部下を叱責するとか。ミスをしてお客様から問い詰められるとか。失敗するかもしれないリスクのある作業をやらされるとか。

感情として、マイナスになるようなことができるだけない日々を連続させる、というのが思ったより重要じゃないかな、と思うのです。

最近、私は人を怒ったこと、叱ったことがないですが、これをやることでこの原則を破ってしまいます。マネージャーになるととかく、偉くなったと思い込み強い言葉を出す方はいますが、これは組織を不安定化させるきっかけとなります。

人は、どんなことで心が傷つくかわかりません。少しの傷でも積み重なると深くなっていきます。

ああこの職場にいたら、安全だな。この感覚自体をメンバーそれぞれに作るためには、まずマイナスの感情の発生を防止することが必要ですが、マネージャーの行動や言動はかなり組織に影響を与えますので注意が必要です。

いわゆるスパルタ系上司。一部には人気は出るものの、大量の退職者を出したりして結局組織は大きくならない原因となります。優秀な方に多いです。気を付けましょう。

 

適度な仕事量、無さ過ぎるのもNG

マイナスを全て取り去れば全て安全かというと、そうではありません。

仮に運用を全部自動化し、残ったメンバーは座ってればいい、となったとします。

暇です。

時間拘束されていて、「残った時間は勉強に、生産的な活動を」みたいな抽象的な話をされて、基本的に何でもやっていいと言われたとします。

相当できた人じゃないと目的を見つけるのに苦しみます。仕事なのに仕事がない。これでは窓際部署、社内失業と同じです。

マネージャーは、組織のミッションやビジョンを踏まえ、メンバーに何らかの目標を与えなければいけません。もし時間があるならば教育的視点が重要です。先進的な技術要素や、将来の仕事に対して準備してください、などを命じし、仕事を生み出してあげないといけないのです。

収支が成り立ち、事件も起きず、メンバーは手が余っていて残業もない。この状態は一見健康的に見えますが、ここでマネージャーが止まってしまうと、メンバーは仕事がないことに不満を持ち出すことに留意しなければいけません。

マネージャーは仕事を消すばかりが仕事ではなく、仕事を作らないといけないのですね。

 

過干渉は主体性を削ぐ

いわゆるマイクロマネジメント、上司が部下の一挙一動を全てレビューする姿勢は、部下に緊張感を常に与えるとともに、部下は失敗を恐れ能動的な行動を起こさなくなります。これはもう間違いありません。

指示は明確に与える必要はあります。ただし、指示した後は具体的な行動を任せる必要があります。結果について、組織の安全を守るために、適度に確認していく必要はありますが、これはプロセスを逐一見るのでは行けません。あくまでも結果です。結果を見て満足できない場合は、そのプロセスについて助言を与えると良いと思います。

上司は、部下が結果を出すためのアシストであり、部下が操り人形になってはいけません。部下の能力が上司より優れる場合までありますから、まずはお願いしたいことを明確に伝えることに終始することが大事です。

主体性が発揮できない職場にいると、自分はこの職場にいても自己実現できないのでは、という悩みを抱えてしまいます。自主性を重んじるための仕組みが重要です。

 

 

以上、3つご紹介しました。

・大きな事件が起きない平穏な日々が重要

・適度な仕事量、無さ過ぎるのもNG

・過干渉は主体性を削ぐ

当たり前のようでいて、これらを厳格に守っているマネージャーは意外と少ないものです。部下の立場で、ウチはこんな状況じゃない!と言う方も多いのではないでしょうか。

問題を抱えている職場は、どこかおかしいものです。これら3つの目線でチェックしてみてください。