orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

世の中が内省的になっている

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まあ、当たり前と言えば当たり前なんだけど、大規模イベントはなかなか開けないし、店舗の自粛は続いているし、外を出歩くと言うことにリスクがあることが浸透しているしということで、人々の行動が外に向かわず内向きになっていて、しかもその期間がずるずる引き延ばされているので、結果として世の中全体が内省的になっている。

2019年まではたくさんの人々が外をうろうろしていた。交流が盛んだった。だから皆の興味は外にあることが多く、それがSNSを媒介として、多くの速報ニュースがネットをにぎわせたような気がする。私のような元々内省的な気質の人間も、SNSでトレンドを追いかけているだけで一日を楽しめたものだが、今のニュースなど、コロナのことを差っ引いたら何が残るだろうか。メディアも報道することがないからといって、コロナに時間をかけるのは意味がないので止めて欲しい。全局似たような情報だし、あの感染者数の数字が多少増えたり減ったところで、何かが変わるわけではないだろう。600人が700人になっても500人になっても意味はないのだ。それよりも、いつ手元にワクチン接種券が届くのかだけ教えてくれればいい。

この世の中が内省的だというのは害悪もあり、ビジネスをする上で新しい人間関係が本当に生まれにくくなっている。だからこそ、今まで培った取引先との関係は強くしていかなければいけないと一生懸命に仕事するが、商談とまでは行かなくても、新しい知り合い方がないとビジネスは成長しないと思う。コロナ禍にフィットした業種は確かに伸びたが、それは2019年までに準備していたことがスケールしただけで、2022年以降の仕事を考えるならば、世の中が今一度、外向きに変わらなければいけないと感じる。

こんな世の中でも、オンラインイベントやオフラインイベントも来週にいろいろあって、こういったものへの参加も必要だろうなと感じている。まだ何も日本は解決していないのだけど、このまま内向きに仕事まで過ごしていたらじり貧が見えてしまう。

この、内省的、の良くないところは、体験の欠如だとも思う。外に行って実際に会って見て触れて、みたいな体験。これを埋めるべくデジタルでいろいろ取り組みはあるのだけど、やっぱりリアルなオフラインには絶対に勝てない。

経験をこの時代にいかに得るか、について、どうも「やっぱり実際にやらないとダメじゃない?」という意見はあり、テレワークの普及がいまいち社会で盛り上がらなかったり、一部のイベントは再開したり、自粛要請されている業種も受け入れなかったりと、くすぶっている現実だ。そのムーブメントに少し理解はできて、どこかで私も緩めていかないとこの内省ブームに飲まれてしまうな、と。圧倒的に経験を得るソースが足りなくなっている状況は世の中も抱えていて、どこかの地点でムーブメントを見切って、行動に移さないといけないんじゃないかと思っている、まだ少し早いけど。

こういう気持ちになることは、過去何回かあった。多分「第〇波」と言う表現で、今は第四波と呼ばれているらしいから、多分4回目だ。そのたびにオフィスに復帰しようとしていたのだけど、また次の波は強いぞと毎回言われ、撤退戦を繰り返した。

今回の話を総括すれば、世の中つまんないね、ということだ。自分自身が内省的なことは変えられないけど、世の中がこうなっちゃってはね。何か変えるべく行動すべき時は確実に近づいているんだけど。もう3回も失敗しちゃっているので、さすがに慎重になっているけど、ワクチン打ったらがっつり活動したいなとは思っている。