orangeitems’s diary

クラウドで働くインフラエンジニアの日々の感想です(ほぼ毎日更新)。

いまだによくわからないIT業界の仕事内容

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新年あけましておめでとうございます。

コロナ禍真っただ中の年末年始はどんな風景か観察していましたが、思いのほか穏やかに時が流れているように思います。これはコロナ自体がすぐに症状がでるのではなく、じわじわと広がっていくことから、「とりあえずやっとけ」みたいなことは許容されてしまうからだと思います。もし、国民が抑制的に動けたのであれば数週間後波が落ち着いていくでしょうし、そうでなければもっとひどいことになってしまうと思われます。

どちらに転ぶかはわかりませんが、意外といろんなことが「気を付けながらやる」に倒れていることから、楽観的にはなれそうもありません。答えが出たころに振り返ってみたいと思います。

さて、今年もIT業界でがんばろう、と思うのですが今一つIT業界って、自分たちのことをIT業界と呼んでいる人は少ないのが特徴です。ハードウェア、ソフトウェア、通信のような取り扱うものの違いであったり、設計者やプログラマー、テスターなど工程による違い、WEB系やSIerと言った顧客目線の切り分け、元請け・下請けなどの商流の区別、SESや派遣といった契約、いろんな立場が絡み合って存在している業界です。

そんな彼らに、「IT業界ですね!」って言うと、自分は違うだの、あっちと一緒にしてもらったら困るだの、常に違和感をもっています。統計では「情報通信業」みたいな言葉も一般化していますが、自分を情報通信業と名乗る人、どれだけいますかね。

この前新しく赴任した人が「私の前任はSESでした」と自己紹介しているのを見て、おいそりゃ何の紹介でもないだろうと思ったものですが、あまりにもこの業界が複雑すぎて、名乗り方がすごく難しいです。

私の仕事内容を非IT業界の人に説明したいときも同様です。きちんと説明するならば、「パブリッククラウド上にある顧客のシステムを構成するサーバーやストレージ、ネットワークなどのリソースを運用管理したり、新規構築したりするお仕事です。」なんて表現しますが、これって全国民に説明したときに、どれぐらいの意味理解をされるものなのでしょうか。

「で、何するの?」

って聞き返された記憶があります。例えば、と言ってスマホの画面に管理するシステムのWEBページを表示し、こんなのを管理してる、って言うと、

「ええ、この絵とか自分で書いてるの?」

なんて反応されて、いや、コンテンツや上で動かすアプリケーションは別のベンダーがやっていて・・、この辺りでもう言葉が通じないと言うのが明らかになってしまうのがオチでした。

私の観測範囲だけでもそうなので、IT業界に携わっている人は他人に説明しずらい仕事を継続しもやもやしながら日々を継続しているのだと思います。今一番世の中に浸透している職種は、

・プログラマー
・システムエンジニア
・プロジェクトマネージャー
・ITコンサルタント

くらいかなあと思うのですが、どうもこれらの言葉もうさんくさくて、いろんな人がこのイメージとはかけ離れたタスクが毎日振ってきているのではないかと推測します。

他の業界を見てみると、医師、弁護士などの仕業は世の中も理解していますよね。商社マン、広告代理店、金融なども有名。変な話、仕事が理解されていて業界が安定している場合、人気が高い。IT業界がしばらくの間、就職業界として不人気だったのはそのせいだったと思います。ここ最近、IT業界が人気だそうですが、人気と言ってもIT業界のどの部分が人気なのかがいまいち不明確で、だからこそ「プログラマー」なんて言うのはわかりやすくって、学校でもプログラミングが教科の一つにもなるそうだし、世間でプログラマーだけがなんだか脚光を浴びているのはそのせいなのかな、と思います。

現場で働くと、たくさんのIT業界を成り立たせている集合のうち一部分なんですが・・。プログラマーをこんなに量産して今後どうなるのかななんて思ってはいます。まあプログラミングを先に学んでから、他の仕事に向かうのは大昔から今まで、良いキャリアパスだとは思いますが。実装を知らないで設計する人は、やっぱり危険なことをしがち、です。

こんな業界に二十数年長い事居続けると、いろんないびつな部分も見えては来るのですが、いびつさを取り除いたらそれはそれで形を保てなくなることもわかっています。できることは、そこに近づかないこと。できるだけクリーンな居場所を見つけそこで存在感を発揮すること。無理があるビジネスは継続しませんが、人を入れ替え入れ替えしつつ、この説明しにくい業界をあたかも夢の職場のように表現しながら、今日も継続しているビジネスもありますね。

さて、今年も始まりました。自分のこと、そしてその周りだけで精一杯ではありますが引き続き成長できるように日々を楽しんでいきたいと思います。