orangeitems’s diary

クラウドで働くインフラエンジニアの日々の感想です(ほぼ毎日更新)。

テレワークonlyではクリエイティブは難しい

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ここ最近思い知ったことがありまして、まあ6月になって身の回りがどんどん去年に戻りつつあります。WEB会議でつないでも相手は会社のオフィスだったりして、ああ、出社してるのね、と。6月まではテレワークでしょと高をくくっていた私も、何度かオフィスには行かねばならず、おお怖い怖いと思いながらも、電車に何度も乗りました。

結果的に、テレワークの日と、テレワークじゃない日の2つができることになりました。で、とても分かったことがあります。

間違いなく外出する日の方が、頭が仕事モードに切り替わっている。

これは、おそらく外の人たちを見たり直接話したりすることで、刺激を受けるからだと思います。テレワークだとどうしても用事するとき以外はオフラインになる。この状況で何か新しいことをしようとしても、なかなかモチベーションが上がらない。誰のためにやっているかが不明確になる。いわゆる、顔が浮かばない現象です。

自分だけではなく社会全体が自粛していた緊急事態宣言時は、まだこの頭が切り替わらない状況に陥っても他人も社会も同様なので、あまり気が付きませんでした。

しかし、こう、社会が動き出したり仕事相手がオフィスにいたりすると、これはかなり差のある状態と言えるのではないか、と気が付きました。

もし、新しい企画を考えたりゼロから想像するようなことをやる仕事だと、もっと影響は顕著なのではないか、と。

アウトプットするためにはインプットをしなければいけない、とは思っていましたが、このインプット作業が、通勤であったりオフィスにいるということで、受動的になされるんだということを痛感してきました。

テレワークでも、通常のワークフローはまわせる。でも、常に新しいことを考え実践していかないと、今の作業はどんどん陳腐化していく。新しいことをやりたいと思うきっかけは、外を歩いていてぱっと見かけた街の景色だったり、デジタルサイネージであったり、人のスマホ画面だったり、雑談であったり。電車に乗っていて暇つぶしに見ていたニュースだったり。

テレワークで家の中にいると、情報が限定されどんどんアウトプットがしづらくなっていく自分に気が付いてしまったのです。

 

自分が知らない情報があり、それを知り脳に取り入れることがインプットです。明示的にインプットすることを勉強と人は呼び、勉強しないといけないといろんな人が言います。

ただ、この勉強と言うのは不思議なもので、狭義的には教科書を開いて理解し問題集で理解度を深める、というのが標準です。でも社会に出たら全然違います。他人と話して知らないことを知ったり、イベントに出ていろんな企業の活動を知ったり、街を歩いて新しい施設ができビジネスを始めたことを知ったり。生きていていろんなことをすることを総じて勉強なんだと最近は思います。勉強は嫌いって言う人が実は狭義の勉強が嫌いなのであり、すごくいろんなことを知っていると思ったらすごく飲み会好きでいろんな人と話をして身に着けた、とか。まあ方法はいろいろです。IT業界でも勉強=資格試験、という人もいますしそれも否定しませんが、勉強する機会というのはもっと広く取った方がいいと思います。偉くなっている方とお話すると、たいていの方は勉強好きです。いろんなことを知っている。

つまり、テレワークonlyとは、勉強好きにとってきっと辛い環境です。教材と出会えない。外の世界はそれぐらい、魅力的で、華々しい。

 

最近のテレビ、再放送ばかりじゃないですか?

特別編と言って見ると、過去の放送をつなぎ合わせただけにすぎない。

で、たまにWEB会議の技術を使ってワイプ的に芸能人を登場させ、新しい番組を作っていますが彼らの顔が冴えない。やっぱり、会えないで、刺激も無く家の中で、新しいものを生み出し続けるというのは結構酷なことなのではないでしょうか。しばらくは物珍しさに見ていたのですが、芸能人はやはり生で絡んでこそ生きるっぽい。カメラワークも制限がありすぎるので、どうにも似た絵ばかりになりつつあり、もうテレビ側も限界を迎えているようです。

番宣を見ていると今番組を作って7月に向けて放送しようとしているらしく、おそらく6月は消化試合になるんじゃないかと思います。

まぁ、リモートワークだテレワークだと言っても、多分にクリエイティブな人たちは仕事になりません。クリエイティブな人たちと限定しなくても、普通のサラリーマンであっても、新しい企画を作って何かを生み出す、と言った仕事も難しい。

ここ最近、「今年度に実施するはずだった件は来年度に延期」というキーワードをよく聞きます。きっと予算はついていても、執行するのがこの環境では難しいということでしょう。わかります。不確実性が高すぎる。7月からもっと世の中が元に戻るか、まだ安心できる状態ではない。ただ、むしろ、どう働くかが安定していないことのほうがポイントになってきているような気がしてきました。来年なら落ち着いているだろう、と。

このままだと、命を生きながらえることはできても、肝心の仕事をする人間の心のほうが、クリエイティブな発想が枯れ、行き詰まってしまいそうな気がしています。

どこかで、リスクを取って、外に行かなければいけないのかもしれない。

そんな気持ちでいます。