orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

今をピンチと捉えるか、チャンスと捉えるか

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環境激変した2020年2月

2020年2月25日の日本がこんな混乱状況になるとは誰が予想していたでしょうか。オリンピックイヤーですよ。景気は上昇し消費税アップのマイナス効果さえ打ち消す。アメリカ大統領再選時はそもそも景気対策を打つのでプラスしかない。そんな楽観シナリオが去年の年末までは常識のようにありました。

しかし、今新型コロナウイルス対策に対する基本方針が今日の午後にも出される予定で、これを国民はかたずを飲んで待っています。事前の報道の通りここ二週間を乗り切れば良いのか。それとももっと長期の対応が必要なのか。不安は世界同時株安をも引き起こし経済への影響が現実的となってきました。むしろオリンピックすら人質とならん勢いです。

中国、そして日本だけが舞台かと思われていたため一時期は円安に振れたものの今戻してきているのは、全世界的に懸念が広がり地域性が関係なくなったからと言えると思われます。

さて、この状況。IT技術者としてどう考えるべきか。

数か月後、数年後にこのとき自分が何を考えていたかを記録するために記事を書きます。

 

考察

大半の人が、今「ピンチ」だと捉えるはずです。

予定していたことが中止になってできなくなったり、目論んでいたことが不可能になったりします。株を持っている人は評価損を抱えるかもしれないし、会社は売上を減らし辛抱の時が来たのかもしれない。

中止や延期など、自粛ムードはすでに目に見え始めています。一斉テレワークで通勤自体を止めてしまった企業も現れ始めています。抽象的な言い方をすれば、活動性が著しく減少している、と言えます。できるだけ行動を小さくすることがいいのだ、というコンセンサスが生まれ始めているということです。

自分から見て競争相手の活動性が著しく減少している、と言うこと自体を考えてみましょう。経済は競争原理が基本ですから、自分から見た競争相手の活動性が著しく減少していると考えると、実はピンチと考えるのは早計なのかもしれない、と考えています。

私の職域が、クラウドやインフラ基盤であり、景気動向に瞬間的に左右されないという性質を持ちます。したがって今、運よくあまり傷ついていません。この状況を客観的に考えると、実は今、逆に自分の活動性を上げると競争相手が鈍っているのでより効果が出やすいのではないか、とポジティブに考えています。

この状況が「チャンス」だと思える。

もし、この考え方に賛同されるのであれば、この思いを周りに伝えていったらいいのではないかと思います。きっとそんなことを言い出す人はほとんどいません。不謹慎だと言う人もいるでしょう。しかし繰り返しますが経済は競争ですので、あえてここを状況の変化と捉えて適応し、かつ活動することで普段とは違う結果を取得することができるのではないか、と思います。当然、政府や厚生労働省、会社などの方針には従った上で、それでも普段は結果が出ずらかったことが今ならもっと大きな結果が出せるチャンスかもしれないと考えられるのです。賛同者を増やすことで、この発想が大きなエンジンとなります。

リスクとリターンは裏返しですから、リスクが高まっているということはリターンもあるということを意識しています。何がリターンかはこんな非常事態で誰も考えていないでしょう。ただただ正々堂々とビジネスで勝負すればいいだけです。今なら、レバレッジが効いているかもしれない、と言う話です。

 

適応しながら、手を動かす

先週、このブログで書いたようにテレワークを少しやってみたのですけれど、すごくつらかったです。しかも連勤でテレワークで、かつ三連休までくっついてくるともう自宅軟禁状態です。こんなにつらいとは思わなかった。初めはワクワクすらしたものですが、どんどんモチベーションも下がっていきました。

時差通勤なども活かして、全面テレワーク、ではなく、隔日にしたりシフトを組んだりで、「減通勤」こそが現在の状況への適応ではないかと今は考えています。思いっきり時差を入れて、オフィスに出てくることも一つのシーンとしないと、働くことがつらくなってしまいますね。

また、オフィスで集まることも、何かを始めるためには重要です。集まらないなら集まらない、集まるなら集まるでメリハリをつけ、その上で最大限の予防措置を実施することは重要です。テレワークで思いました。こりゃあ、新しいことを何か始めるのはムリだと。ムリなことにわざわざ挑戦することほどムダなものはありません。

いろんな職場で、いろんな正解がありそうですが、私の挑戦ももう始まっています。最大限適応しながら、最大限手を動かしていきます。

今は、ピンチでもあり、チャンスでもあります。

どう動くかは自分次第、だと思います。

私はチャンスにするために、今日から動き始めます。

この記事は、未来にこの記事を読む自分に向けての、宣言です。