https://microsoftedgetips.microsoft.com/en-us/
新Edge
新しいEdgeブラウザがリリースされました。
日本マイクロソフト株式会社は、Chromiumベースで動作する同社製Webブラウザ「Edge」の新バージョン(Microssoft Edge 79 Stable)の配信を開始した。EdgeHTMLエンジンからの変更が2018年12月に発表(Microsoft Edgeブラウザ、独自エンジンを捨て「Chromium」ベースに参照)されてから約1年間開発が続けられ、安定版としてリリースされたかたち。
新バージョンのEdgeは、Windows Updateを通じて順次配信が行なわれるほか、Microsoft Edgeのページより直接ダウンロードすれば手動アップデートが可能。なお、Chromiumベースのブラウザでは確定申告システム「e-Tax」上の一部機能が利用できない点を考慮し、日本国内向けのWindows Updateを通じた自動更新は特別措置として4月1日以降に持ち越される。
まだ様子見の人が多いかと思いますが、私はこういうときに真っ先にアップデートして苦労するのが好きなのですでに試しています。
昔はInternet Explorer Betaすら使ったことがあります。なんと1996年の記事・・。
マイクロソフト株式会社は、同社のWWWブラウザ「Microsoft Internet Explorer version 3.0 日本語版 Beta 1 for Windows 95」を同社のWWWサイトで公開した。ただし、現在公開されているのはWindows95用のみでWindows-NT用は後日公開予定となっている。
同ブラウザでは
ActiveX対応
ActiveXスクリプト対応(VB Script,JavaScript)
フレーム対応
アニメーションGIF対応
WWWサイトのアクセス制限を行うレーティング機能
ツールバーのデザイン変更
キーボードナビゲーション対応
レビュー
ダウンロードはマイクロソフトのページからできます。
MicrosoftEdgeSetup.exeというファイルが2MBくらいしかないのですが、起動後インターネットからダウンロードするところも含めてChromeと同じです。インストールはすごく速いです。いいことですね。
で、起動後ためらうのが、ユーザーインターフェースが全て英語だということです。
どうもこれは「不具合」とのこと。
米国時間1月15日に正式リリースされた新しい「Microsoft Edge」をインストールすると、ユーザーインターフェイスが期待されている言語(日本語OSの場合、日本語)とは異なる言語になってしまう不具合が報告されているようだ。
そういうものなのかなーと思って、ナチュラルに設定で日本語に変更して起動できましたけれども、まだ一般の人が使うには早すぎるのかと思いました。
もし、企業にてWindows UpdateでいっぺんにEdgeが変わったとして、しかも英語UIになったら情シスは問い合わせ殺到するかもなぁと思いました。
あと、IEモードについては、標準では使えません。
IE モードはポリシーによって有効化され、次の対象に適用されます。
以下のグループ ポリシーに含まれているサイト:
Internet Explorer: "エンタープライズ モードの IE Web サイト一覧を使う"
Microsoft Edge 78 以降: "エンタープライズ モード サイト一覧を構成する"
[すべてのイントラネット サイトを Internet Explorer に送る] グループ ポリシーが有効になっているイントラネットサイト (Microsoft Edge 77 以降)
わざわざグループポリシーを変更してまでIEモードを使いたいとは思いませんのでこれは試していません。まだIE11は別途起動できるので、どうしても必要な時はIE11を別途使えばいいと思います。
旧Edgeブラウザに登録されていたブックマークは全て引き継がれるので、普通に使い始められます。
使ってみてわかることは、体感レベルでわかるくらい動作がキビキビしていることです。エンジンはChromeと同じなので当然ですが、Chromeとそん色ありません。
これなら、パソコンを手に入れた人はわざわざChromeをインストールしないんじゃないかなぁ・・と思いました。まあスマホにChromeを入れていて、同期機能を使いたい場合は別ですが。
Edgeではてなブログの記事を書いていると、文字入力にていくつか不具合的な動作があったのですが今後新Edgeではそんな苦労が一切無さそうです。Edgeユーザーは早めに更新した方が生産性が上がると思います。率直にレスポンスがいいのがうれしい。
ページの表示スピードが全然違うなあ・・。
実は一番画期的だと思うこと
最も驚いた点です。下記は新Edgeの設定画面です。
話題の追跡防止です。昨日話題となりましたね。
なんとデフォルトで、ほとんどのトラッカーをブロックするようになっています。
米グーグルは14日、個人ユーザーのネット閲覧履歴データの外部提供を2022年までに取りやめると公表した。個人データの乱用への懸念が高まり、各国も規制を強めた。米アップルなどが同様の取り組みで先行したが、ネット検索の最大手もかじを切る。企業のデータ活用のあり方の見直しや、ネット空間での個人情報保護の機運を大きく後押ししそうだ。
まぁこの記事の書き方は非常に評判が悪いのですが・・、今のChromeは、サードパーティーのCookieをデフォルトで許しています。
しかもこのメニューが階層構造の奥底にあるので、普通誰もたどりつけないんじゃないかと思いますし、文言も「適切に機能しなくなる可能性」なんて言われたら誰もオンにしないんじゃないかと。
Chromeは2022年までに取りやめるといったこのサードパーティCookieのブロック、新Edgeでは原則ブロックしているということって、報道はされていませんが結構インパクトがあるなと思っています。
実際、新Edgeから私のブログにアクセスしてみると・・。
12個のトラッカーをブロックしています。そんなにいるのか。
知らない間に、追跡されているんですね・・。
※ちなみに、ほとんどのサイトで同じような結果が出ます。私のブログだけじゃないです。
そしてこのトラッカーできなくなったときに気が付くのは、広告の内容です。
Chromeと新Edgeで、はてなブックマークを開いてみたのですが、ChromeではネットワークベンダーであるCiscoの広告。かたや新Edgeでは太陽光発電・・。
私がインフラエンジニアなのでChromeはバッチリ好みに合わせた広告を出してくるのですが、新Edgeは「うーん、わからん」みたいな感じで広告を出してくるのが面白いです。
正直、Chromeと同じ操作感で、しかもデフォルトでトラッキングされないというこの新Edge。Googleが間違えばシェアを奪われてしまうのではないかと思ってしまいました。
Googleは2年待ってくれ・・という意図を感じますが。
Googleの「Chrome」チームは米国時間8月22日、広告ターゲティングとプライバシーの両面で最高のものを提供するための取り組み「Privacy Sandbox」を提案した。パブリッシャーはユーザーの関心事に合わせてターゲティングできるが、ユーザーのプライバシーは侵害しない広告を目指す。
さて、このトラッキング機能のいびつさをユーザーが気が付けば気が付くほど、Chromeに逆風が吹く流れとなってきました。新Edgeがどれだけ王者Chromeを追い詰めることができるのか、注目です。
ちなみに、私は両方使います。