終わってしまうのか
終わっちゃいますねえ、10連休。嘘のようですが現実です。
休みが取れた方は幸運でした。どこかで仕事を挟んで代休を取る方もいらっしゃるでしょう。とにかく、暦の上では終了です。
私はお休みを取れましたので、すっかり頭の中が社会と切り離されています。
リカバリーのために、初日営業日の心構えをまとめておきます。
対象は一応「システムエンジニアで本番運用に関わっている人」としましたが、いろいろな人に当てはまると思います。
気を付けるポイント(身の回り編)
交通機関の乱れに備えて早めに出勤する
理由はいろいろありますが交通機関がまともに動く気がしないです。
しかし、普通の日ではないので会社に遅れたくないはずです。
したがって、早めに出勤したほうがいいでしょう。
社内システムに問題が起こっていないか早めに確認する
ひょっとしたら、10連休中に何かが発生していて放置されている可能性があります。
また、連休中電源をシャットダウンしていた場合は、電源が起動しなかったり起動した瞬間に障害が発生する可能性もあります。
いろいろな事務手続作業が止まってしまうため、まず確認したほうがいいと思います。
10連休中に溜まりに溜まったシステムアラートの情報処理
いつもは休みの間は緊急アラート以外は放置し、営業日に対応すると思います。しかし、これを10日間放っていますから、情報量だけでも膨らんでいます。
まずは10連休中のアラート情報をまとめ、処置を進める必要があります。
出勤後はこれが最も重要な仕事だと思います。
4月の〆作業
5月ももう一週間経っているのに、なんと4月の情報をまとめる必要があります。
月次の運用レポートを作っている現場は、これを作成し然るべき相手に送付する必要があります。
また、クレジットカード払いなどがあればこれを処理する必要もあります。
部下の4月の勤怠管理のチェックもありますね。
5月に何をやるか思い出す
いろいろな事務作業・運用作業を終えてからですが・・。
4月には「10連休があるから開けたら考えよう」と思っていた仕事が結構存在しているはずです。明けました。では何をすべきかまとめて考えるべき日だと思います。
初日に事務作業に終始していると、5月のアクションが後手後手になりがちです。
気を付けるポイント(社会環境編)
金融機関の夜間バッチが終了せず、システム障害となる可能性を吟味する
下記の件、関わっているシステムエンジニアの方もいらっしゃると思います。
関係されていない方も、頭の片隅に入れておいた方が良いかと思います。
今年は改元に伴い4月27日から5月6日まで異例の10連休となる。銀行の口座振替や証券会社の注文受付などのデータが10日分蓄積し、連休明けに一気に処理をこなす必要が生じる。大量のデータがたまると、夜間バッチが翌朝までに終わらない可能性がある。バッチの「突き抜け」と呼ばれる事態だ。連休明けのオンラインシステムが起動できず、ATMや株式売買のオンライン処理ができなくなるトラブルに注意が必要だ。
改元対応のバグが発覚し、システム障害に巻き込まれる
改元対応で混乱は起きていないそうですが・・。
菅義偉官房長官は1日午前の閣議後の記者会見で、令和への改元に伴い、官民の情報システムに支障が出たとの報告は入っていないと明らかにした。その上で「不都合が発生した場合は内閣官房に速やかに報告することになっており、最後まで情報システムへの対応に万全を期す」と述べた。
不具合がわかるのは、実際に社会が動き始めてからです。初日がポイントとなりそうです。
株式相場の急変
10連休の間に起こったことがまとめて一日で評価されるため、値幅が大きくなる可能性があります。しかも、米中貿易戦争に動きがあり中国株式市場が急落しており、連休明けにいきなり経済的な変動が起こる可能性があり注目しています。
慌てないで深呼吸と休憩を
最後に、こういう情報がスタックしているときは、人間の生産性が落ちることが多いです。優先度をつけるのが難しくなりますし、やってもやっても終わらない錯覚に陥ると集中力が落ちます。
まずは、自分自身の思考がオーバーヒートしそうだと思ったら、深呼吸をしましょう。落ち着いた方が効率が上がる場合が多いです。
また、休憩を取りましょう。長い目で見ると作業効率が長続きします。
後は・・、すぐ終わるタイプの仕事を何個かやることですかね・・。終わった感は大事です。ハマりそうな仕事はどっちみち時間がかかるので、仕事の数を減らした方が精神的には楽になります。
さて、初日。ご武運をお祈りします(自分も含めて)。
追記
結果はこちら。