orangeitems’s diary

クラウド専任の40代インフラエンジニアが書くブログ。新規事業マネージャー。20世紀末の就職氷河期スタート時にIT業界に文系未経験で入りこみそのまま生き残った人。1日2記事投稿しています(0:00、12:00)。

フリーランス、尊敬する

 

この話を聴いて、その通りだなとも思った。

 

anond.hatelabo.jp

フリーランスは心が強くなきゃならない

あるいは長く居座れば良いのかもしれないが、それってフリーで居る意味がないよね

 

私は、SESで他社のオフィスに常駐して・・というスタイルで若手時代を過ごした。正社員という身分ではあったけれど、自分の会社のオフィスで仕事したのは十数年のうち合算しても半年くらいなものである。そもそも何の会社にいたのか、あんなに長くいたのにわからなかった。

いろんな案件を何件か渡った日々だったけど、どちらかと言えば現場に溶け込み長くいることをやっていた。したがって年数の割には現場の数は少なめだったけど、でも現場チェンジは何度か経験した。

現場が変わるってのは、転校と似ている。どんなに今の学校で仲良くしたところで転校したらリセットされる。何回かやってると、ここで仲良くなったところで現場変わったら他人だよねっていう悟りを開く、開いた。

それが嫌になって、正社員で社内で仕事ができるところに転職して今になる。もう現場、変わりたくないな、と。だいたいの現場が炎上状態になっていているからこそ、外部から人を入れ、そして活躍して現場が落ち着くと、逆に用済みになる。外部の人間とは傭兵のようなもので、戦争が終わるといられなくなるという宿命がある。

正社員とは、戦争をするためにいるのではなく、平和を統治するためにいる。だから落ち着いている限りは正社員の働き方が一番強いに決まっている。しかし、何らかの理由で戦争状態になるので、勝利しなければいけないときは外部から人を受け入れる。外部から参画したのであれば活躍しないとお払い箱になる。何の役にも立たないと思われたら、荷物をまとめて家に帰ることになる。

現場を渡り歩くような人は、そういった戦場が好きな人に向いている。

というのは、平和な状態というのは退屈なものだし、学びも少ないからだ。楽と、楽しいは違う、と言う言葉はあるがこういうときに使う。だからこそ、正社員で会社がうまくまわっていて、それを管轄することを長くやっていると、実務が身に付かず他社に転職できるスキルが付かないという問題もある。

だから、いろんな現場を回って、戦場状態で仕事をすれば、どんどんスキルが身に付くしそんな状態の方が頭が動いて、いろんなことを覚えやすいということも言えるだろう。

ただ・・、冒頭の記事の通り、イニシアティブは必ず現場の会社の正社員が持っている。ルールは外部の人間には決められないので、振り回されることになる。仕事のビジョンが間違っている、やるべきことはほかにある、なんて気が付いても外部の人間には手が出せない。でも、やらねばならぬ。ここは戦場で、剣を振るわなければ生きていけないのであるから。

たまに、外部の人間でも優秀な活躍をして、平和が戻っても現場に留まってくれと言われることもある。それはとても光栄なことなのだが、それなら正社員でいればいいじゃないか、と言う思いがどんどん強くなってくるのは間違いない。そうなんだ、戦場にいない傭兵は、アイデンティティーが保てない。わざわざ外部から来た意味を見出せなくなる。

それでも、フリーランスを選ぶ人がいる。やっていけている人は本当にすごいと思う。尊敬する。いろいろ揃わないと上がっていけない。

フリーランスの先にはスーパーフリーランスがあるのか、それとも十分にスキルを吸収した後、起業するのか。いや、フリーランスそのものであることが本望なのか。どういう道があるかは人それぞれだが、やっていけている人はすごい。