NTT東日本のCMが流れると毎回考えること
NTT東日本のCMは、おそらく東日本だけで流れているんですよね。
とりあえずYoutubeですが見てください。
イチローさんと松岡茉優さんのCMです。
東日本でバンバン流れてます。
NTT東日本 CM『ICTで、「つなぐ」の先へ。』それが出逢ったら篇 30秒
イチロー「NTT東日本のICTで」
松岡「何が生まれるんだろう」
イチロー「RPA」
松岡「おつかれさま」
イチロー「AI」
松岡「おもてなし」
イチロー「IoT」
松岡「見はり番」
イチロー「クラウド」
松岡「たまや」
イチロー「つないだら生まれる新しい可能性が」
松岡「きっと地域を元気にする」
イチロー「NTT東日本」
どこが変だと思いますか?
毎回流れるたびに、ムッとするところがありまして。
誰にそれを言っている?
おかしいのは、
「RPA=おつかれさま」
というところです。
港区のエネルギー事業で膨大な手作業自動代行を実施したことを示しているらしいのですが。
誰に「おつかれさま」って言ってます??。
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この席には、毎日毎日、手作業で紙の申請書をフォームに入力するスタッフがいました。それはそれは大変な作業なのですが一生懸命にがんばっていました。そのスタッフに、
「おつかれさま。もうその仕事やらなくていいよ。もうRPAがやってくれるんだって。契約は今月で終わりね。ありがとうございました。」
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と言うシーンが毎回浮かぶのです。
NTT東日本によって、東日本のいたるところで、データ入力スタッフに「おつかれさま」って言って仕事を消して回っている絵が浮かんで、ホラーかよ!?と思うわけです。
社会が通ってきた道なのだけど
昔を振り返れば、駅に自動改札機がやってきた時は、改札の人がおつかれさまされたわけです。
1990 新宿駅JR有人改札 Shinjuku Manual Ticket Gates 901120
ATMの大量設置で、銀行や競馬場の窓口も随分人が減ったし、まあ社会が通ってきた道なんだけど、それでリストラされる人にはどういうふうに声をかければいいんでしょうね。
少なくとも「おつかれさま」ではないと思うんだけれども。