orangeitems’s diary

クラウドではたらくエンジニアの日々の感想です。

オープンソースの無駄話、オープンソースとの付き合い方

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ソースと言えば

日本人ってソースと言えば何を思い出すでしょう。

間違いなくウスターソースだと思います。調味料ですね。

一方で、IT業界ではオープンソースやソースファイル、と言ったプログラムのコードを思い浮かぶ人もいるでしょう。

ウスターソースと言う時のソースと、オープンソースと言う時のソースは全く違う意味ですよね。

 

英語の綴りからして違います。

weblio英和・和英辞典にて調べてみると。

 

オープンソースのソースはsauce。

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ウスターソースのソースはsource。

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全く違うんですが、発音記号を見るとアメリカにおいてもsˈɔːsと、sˈɔɚsの違いであり早口でしゃべったら全く違いは聞き取れないと思います。同音異義語の範疇になるでしょうね。

 

で、業界では有名な話ですが、オープンソース焼きそばという、NRIが考えたノベルティーがまだ伝説として残っています。

 

news.mynavi.jp

 

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転載元:https://news.mynavi.jp/photo/article/20080528-a020/images/004l.jpg

 

ドワンゴも似たようなことをやってます。

 

nlab.itmedia.co.jp

 

今年はオープンソースラーメンってのも登場したらしいですね。

 

www.excite.co.jp

 

私も展示会でオープンソース焼きそばを配っているのに遭遇したことがあります。

さすがにオープンソースらしく、発案元のNRIに許可を取らなくても、誰でも名乗れるらしいです。

 

このソースのダジャレって、アメリカでは全く発想されていません。アメリカ料理におけるウスターソースの立ち位置が日本ほどメインではないのがあるのでしょうか。

 

オープンソースって言ったって

さて、ここ最近は、オープンソース化がバラ色という見方は無くなってきています。

この一週間のオープンソース関連記事を集めてみました。空気感がわかると思います。

 

ascii.jp

 

japan.zdnet.com

 

www.atmarkit.co.jp

 

jp.techcrunch.com

 

www.itmedia.co.jp

 

www.ipa.go.jp

 

たかだか一週間で、オープンソースに関する記事がこれだけ存在し、しかもベースにある問題意識が似通っているのがとても面白いです。

・これだけ世界に流通してしまったオープンソースのソフトウェア。これらって誰が責任もって保守すんの?

・「どの会社が」責任持ってるの?、あれ?会社じゃない?、じゃあ誰が?

・いっぱいオープンソースがあって、横ぐしでアップデート情報を管理しきれない。結果的にアップデートしないで運用しているサーバーが増殖して、インターネットが穴だらけになっている

・オープンソース埋め込んでIoT端末出荷するのはいいけど、アップデートしなかったりできなかったりする端末って、もしかして危険?

・オープンソースコミュニティーに積極的にコミットしたけど、お金になんないじゃん。食えん。

・とりあえず日本ではIPAが運用保守の旗振りしないと、日本のセキュリティーリスクにつながる

これらの問題は、アメリカ発でアメリカが悩んでいるのだと思います。オープンソースコミュニティーに積極的に関与している人数の中で日本人は相当なマイノリティーじゃないでしょうか。ふろしきを広げすぎてしまったアメリカ人がオープンソースの最適化に苦しんでいると思います。

オープンソースが発展する場合は、ほとんどがバックに企業が付きます。特定企業のクローズドアプリケーションにするより、オープンにして共同開発にしたほうが市場も広がるし開発リソースも確保できる。そういう思惑で企業が動きます。逆に言えば、こりゃビジネスにならないと思った時点でオープンソースコミュニティーからささっと撤退します。

結局アメリカ企業の思惑そのものがオープンソースのバラ色の幻影と灰色の現実を見せているのではないかと思います。Javaの取り扱いなんてこれを象徴しているのではないかと思います。

 

オープンソースとの付き合い方

きちんとビジネスするなら、OracleにしろRedhatにしろ、資本がしっかりしている企業からオープンソース保守も含めて仕入れて利用するのが間違いないと思います。

オープンソースだから、無料で使える、アップデートも出る、だから使おう、ということで採用してきた日本企業が山のようにあると思いますが、そろそろもう限界です。

少し昔話になるのですが、CentOSだって存続が危ぶまれた時期がありました。

 

takahashikzn.root42.jp

 

結局Redhatが支援することで継続したようですがー。

eng-entrance.com

 

企業が取引をするときは、相手の信用情報を細かく見ると思いますが、オープンソースも同様だと思います。タダだから、流行っているから、で採用してしまうと、いわゆる将来的な「技術的負債」になってしまいます。

オープンソースを採用するのではなく、オープンソースにコミットしている信頼できる企業と契約するべきだと思います。OracleのJavaに対する取り扱いは混乱を生んだのは間違いないと思いますが、責任ある形に再プロデュースしたという意味で私は評価しています。タダ乗りできないのを明確にするのは間違いではない、と思います。

 

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