orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

「アマゾンジャパンの社員はこんなふうに評価を下されている」を読んだ

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週刊現代の記事

なかなかネタがないなあと思ってたら、刺激的な記事を発見。

gendai.ismedia.jp

アマゾンジャパン、なのでAWSを運営するアマゾンウェブサービスジャパンとはまた別とはなる。IT技術者ではない日本の本体となる。

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それはシビアで、しかし合理的だ 、という見出しがついているが、どうにも合理的な感じがしない。

読んでみた

アマゾンジャパンの従業員には全員に「レベル」がつけられている。レベル1~2が主に倉庫の現場で出入庫を担当するアルバイトや契約社員、レベル3~6が正社員。

 このあたりは、普通の日本企業でも同じだと思う。

アマゾンジャパンにはおよそ5000人の従業員がいるが、その離職率は他の外資系企業と比べても高いと言われている。

 そ、そうなのか。離職率が高いのか。一見、待遇良さそうだが。

それはプレッシャーが一番の理由だと元社員はこう明かす。
「日本企業のようなボーナスはないのですが、代わりにレベル4以上になると、評価に応じて米国のアマゾン・ドット・コムの株が付与されます。
これが報奨金であり、その年間のパフォーマンスに応じて、少ない人は数株、多い人は何十~何百株にもなります。株をどれくらいもらえるか、これが社員のモチベーションであり、プレッシャーになるんです」

 ふむ、株によるボーナス支給。私ならすぐに売って現金化しちゃうかなあ。ただボーナス制度自身は日本にもあるので、これがプレッシャーと言えば特にアマゾンに限った話じゃないと思う。

業績評価でボーナスが変動するのは普通だもんね・・。

アマゾンジャパンは'95年に創業されたが、新卒採用を始めたのは'12年から。そのため社員のほとんどは各分野のプロフェッショナルとして中途採用された即戦力だ。英語力は不可欠。社員の2~3割は外国人である。

 英語力は必須。まあ外資系だからそうだろうけど、2~3割も外国人がいたら、それは普通の職場じゃないですよね。私は英語から逃げてきたので、読み書きはできるけど、リスニングや会話はできない。確かに結構タフな職場だと思う。

「中途で入社すると、初日こそ研修がありますが、あとは現場に放り込まれます。そしていきなり1年単位、四半期単位で目に見える成果を求められて、年俸額と付与株ではっきりと評価されます。
しかも評価の方法も、上司だけでなく、同僚や部下からの査定も含めた360度評価なので気が抜けません」(前出・元社員)

 見方によれば「ブラック企業」ですよね。教育機会が無くてすぐに現場ですか。あと、360度評価って、結構ツライ制度です。周りに気を配るのが大変。360度評価だと正しく評価されないケースだってあると思います。わざと嫌われ役やって組織を盛り立てる作戦とか絶対使えませんね。うーん。

どの仕事でも「数字」で評価される。

どう数字化するかで、意味が変わってきそうですね。数字化する仕組みを先に作ってあるんですかね。おそらく。

アメリカ本社からのミッションは最優先。

 いろいろ理不尽なことがある例のヤツですね。ちゃぶ台返しとか組織の大幅変更とか。

 最も評価されるのは、「フルガリティ」(倹約)を達成したとき。

これは、アマゾンという会社のビジョンだから、納得できます。あの会社行くと、お茶も出ないですからね。代わりにお客様も自動販売機で買うようになっています。

前出・元社員が言う。
「中途社員は2~3年もったら良いほうだと言われています。辞める理由として、報奨金として提示される株が、実際にもらえるのが2年後ということがあります。だから株数が少ないと辞めるきっかけになりますね。

良いほうってあなた・・。しかも2年後とかいうと、株価動向も見通せないし、それまでキャッシュフロー厳しそう。2年で辞めたらボーナス無しで辞めるとき精算って感じですかね。あまり合理的ではないような。

レベル7以上は他社からヘッドハンティングされた外国人がほとんどですし、何年かいると給料のピークが見えてきます。

 それはどの会社でも変わらないと思います。

また、低い評価が続けば、自然と居場所はなくなっていきますし、あえて無理なミッションがおりてきて、さらに査定が下がる場合もあるんですよ」

 これも、どの会社でもありそうな。

 離職率は高くても、ネット上では常に中途採用の公募が行われ、代わりの人材には不自由しない。急成長のウラで、ドライな社風が見え隠れする。

 むむ、そうなんですか。ただ、ドライな社風は有名な感じです。人材に不自由しないからこういう施策ができるんでしょうね。

会社自体が、何かの自動化の仕組みによって、人が動かされているといえますし、それをシステムとも呼べると思います。優れたシステムだから、ここまで伸びられたんでしょうね。そういった意味では、合理的、と言えるかもしれません。

非人間だけど合理的

ブランド力がある企業だと、これだけ合理的なシステムを作っても、成り立ってしまいます。でも、非人間的な部分も感じます。これでブランド力が無くなると、途端にブラック企業だなんだと言われ、システムがほころんでいきます。

だから、ほとんどの会社が真似できない印象です。

AWSのほうもそうなんですかね。技術者だけに、アウトプットは数値化できやすそうな気はしますが、基本、技術的なことはアメリカ本社で全部決まっていくと聞いています。技術営業やサポートがメイン、あとは東京リージョンの新しいサービスの構築や既存サービスの保守が思い浮かびます。

 

この記事が、どれほど信頼性があるのかは不明ですが、かなり具体的な記載で、想像が膨らみました。

 

この記事が記載されている週間現代はこちらをご覧ください。

これでいいのか!?「Amazon」依存社会、という記事だと思います。

これがアマゾンで売っているという、皮肉。