orangeitems’s diary

クラウドではたらくエンジニアの日々の感想です。

「星に願いを」システム化するなら

f:id:orangeitems:20180713113258j:plain

 

 

星に願いを

IT系のニュースもここ最近は落ち着いていて、平和です。

平和にかこつけて、ちょっと妄想ネタを。

はてなで、下記の【今週のお題「星に願いを」をやってました。

f:id:orangeitems:20180713105052p:plain

 

もう七夕なんて先週終わったばかりなのですが、まだ一週間が終わっていないのでエントリーしてみます。

 

システム化の目的

古くから、竹に、願いをつけた短冊を括りつけるという七夕の風習があり、21世紀の今でもいろんな場所で七夕飾りが行われています。

毎年、七夕は行われますが、そこに書かれた願い事はデータとしては永続化されません。この場合、以下を行うことができません。

・願いはかなえられたのか、について追跡調査できない。
・特定個人の願いにおける傾向分析ができない。
・地域、年齢、性別、年収、家族構成、その他における願いとの相関分析ができない。

以上の例のように、大量のビッグデータを毎年発生させておきながら、その結果を何ら分析せず、その効果を判定しないまま、毎年人々が七夕飾りを同じように行っています。今後も毎年行われることは確実であり、かつこれだけのビッグデータが自然と集められる機会は少ないと思われます。クラウド、IoTなどの先端技術と組み合わせ、データを吸い上げ、かつ分析を加えることで、何を日本人が、星に願っているかをマスで把握することができるようになります。このデータは、政治にも、商業にも活用可能な価値のある情報です。

かつ、七夕飾りは本当に効き目があるのか、という根源的/哲学的な課題にも対処することができ、この願いをかなえる主体である「星」の成績を可視化しこれをフィードバックすることにより、「星」のモチベーションを向上させることができます。参加者も「星」の能力を知れば、翌年以降なお参加者は増え七夕飾りの更なる発展を促す基盤となることができます。

 

システム化の概要

竹に短冊を括ることは、最低限の要件です。

Webブラウザやスマホアプリ、ツイッターなどのSNSによって、願いをエントリーすることは技術的には簡単ですが、風情が失われます。この場合七夕飾りの要件を満たさないので認められません。

従って、短冊がIoT端末であることが自ずと必要になってきます。短冊にマジックで記載するとその内容をビットマップ(圧縮)でクラウドへ送付することができます。また、竹にはその受信機とLTEなどのモバイル通信端末を埋め込みます。したがって、IoTを竹と短冊、そしてデータを受け取るクラウドに実装する必要があります。クラウド側の実装は柔軟に技術を選択可能です。PoC程度であればAWSで実装するのが速いかもしれません(このあたりは柔軟に)。もちろんビットマップで届いたデータをテキスト化するのはAIの技術を使います。

なお、短冊について単に願いだけであれば、その個人の属性がわかりません。個人の属性を埋め込むために、各短冊へマイナンバーを暗号化して埋め込み配布する仕組みが必要でしょう。一個人一願い、という原則があるため、技術的には達成可能と思います。基本的には、願いと暗号化したマイナンバーが一緒にクラウドに送付されます。

クラウド側においては、マイナンバーのシステムと接続する必要があります。性別、年齢、住所などを取り出し、クラウド側で願いとともに正規化します。これがビッグデーターの基礎となります。氏名などは分析に不要かと思います。

なお、ユーザー(短冊を書いた人)はクラウド上のマイページにログインすることができます。過去の願いを確認することができ、かつそれが達成されたかどうかを5段階評価で判定することができます。願いはすぐにかなうこともあれば、長時間してかなうこともありますので、修正可能とします。

「星」のためのバックオフィスシステムの構築も重要です。データベース化することにより「星」が属人化することなく組織によって願いを達成させるワークフローを構築することができます。ベテランの星はプロジェクトマネジメントに徹し、若手の星に具体的な願いを達成させるアクションを起こさせるとよいでしょう。これを支えるバックオフィスシステムを構築しつつ、達成状況をフィードバックとしてユーザーから受領し、星の生産性向上を図るべきであると思います。

最後に、願い全体の分析基盤システムの構築が当然必要となります。これはディープラーニングを駆使し、自然言語での分析も視野に入れます。具体的には「20代の男性で今一番、達成できそうな望みは何?」というような質問に対して回答が返ります。この分析基盤については、国民の幸福度の向上にも直結するシステムであり政治の分野での政策立案において重要なファクトとなる可能性があります。また、商業の分野でも、世代におけるニーズを測るための基礎的な資料になりマーケティングとしての価値が高いです。

本システムの概要は以上となります。

 

感想

ここから、要件を分割したうえで、RFPを作り各ベンダーに配るんでしょうけど、これって誰がお金出すんですかね・・。

竹がクラウドにデータを送るのもできなくもないのですが、竹に埋め込むというより、何らかのセンサーを竹に括りつける感じになるんでしょうね。七夕期間だけ持つ電池はありそうなので、検討すればできなくもないのかなと。

手書き文字をビットマップにして送れるIoT機器って、これのコストがかかりそうですね。電子ペーパーみたいな技術が発展すればできなくもないと思いますが、ここは将来工夫が必要な分野だと思います。

あとマイナンバーを暗号化して埋め込むというのは、できると思うのですが、どうやって本人に配るかについてコストとなりますね。選挙の投票用紙みたいなものかなあとは思いますが。

クラウド側でマイナンバーシステムとつなげるというアイデアは、きっと国が許さないもいますので、この事業主体に国を加えないと立ちいかないのかなとは思いました。

・・・あとは「星」さんがどれぐらい願いを達成してくれているかに興味深々。

 

こうやって七夕を見ている人なんて誰もいないと思いますが、一人はいるということでひっそりと記事を公開しておきます。。。

 

だまし絵を描かないための-- 要件定義のセオリー