orangeitems’s diary

クラウドではたらくエンジニアの日々の感想です。

2017レコード大賞 放映前レビュー

年末ですね。

今日はレコード大賞の日です。どんなに格が落ちようともやり続けることには意義はあるのだと思います。ひまなので、各賞の感想です。

www.tbs.co.jp

 優秀作品賞

「インフルエンサー」乃木坂46
「EXCITE」三浦大知
「男の絶唱」氷川きよし
「男の流儀」三山ひろし
「風に吹かれても」欅坂46
「キラキラ feat.カンナ」AI
「手をつなぐ理由」西野カナ
「願いごとの持ち腐れ」AKB48
「LIFE」AAA
「RAIN」SEKAI NO OWARI

妥当性がよくわからないので、オリコンの年間ランキングを見てみた。

www.oricon.co.jp

あらら・・・、1位から10位のうち、9位までがAKB48と乃木坂46と欅坂46なのか。そのあとはジャニーズ事務所系が続くが、ジャニーズは優秀作品賞には選ばれていない。これには理由があるそうです。

detail.chiebukuro.yahoo.co.jp

なるほどね・・、ジャニーズの出ない音楽番組などほぼないので、かえって貴重な時間になるかもしれません。

しかしまあ、AKB系を抜くとですね、オリコン年間ランキング(100位以内)をまとめますよ。

圏外「EXCITE」三浦大知
47位 「男の絶唱」氷川きよし
圏外「男の流儀」三山ひろし
圏外「キラキラ feat.カンナ」AI
圏外「手をつなぐ理由」西野カナ
圏外「LIFE」AAA
63位「RAIN」SEKAI NO OWARI

軽くめまいがしますね。まあ最近はCDの時代でもないし、握手券などの同一人物複数枚数購入も目立っているので、オリコンのランキングはあてにならないのでしょうか。

一応オリコンも悩んで考えているみたいです。

販売施策イベントに基づく売上集計ルールの改定について (2017.9.8)
https://www.oricon.jp/files/2017/09/2017090801.pdf

その結果がこれなので、もはやJPOPなんて概念は破壊されてしまったと思います。

ちなみに、1995年のオリコンTOP20を思い返します。

1 LOVE LOVE LOVE DREAMS COME TRUE
2 WOW WAR TONIGHT ~時には起こせよムーヴメント~ H Jungle with t
3 HELLO 福山雅治
4 Tomorrow never knows Mr.Children
5 シーソーゲーム~勇敢な恋の歌~ Mr.Children
6 Hello, Again~昔からある場所~ MY LITTLE LOVER
7 奇跡の地球 桑田佳祐&Mr.Children
8 TOMORROW 岡本真夜
9 ロビンソン スピッツ
10 LOVE PHANTOM B'z
11 CRAZY GONNA CRAZY trf
12 【es】~Theme of es~ Mr.Children
13 ねがい B'z
14 love me, I love you B'z
15 masquerade trf
16 KNOCKIN' ON YOUR DOOR L<->R
17 ら・ら・ら 大黒摩季
18 MOTEL B'z
19 ズルい女 シャ乱Q
20 GOING GOING HOME H Jungle with t

うわーいい曲ばかり。ちなみに、レコード大賞優秀作品賞はというと

辛島美登里「愛すること」
酒井法子「碧いうさぎ」
trf「Overnight Sensation 〜時代はあなたに委ねてる〜」
SMAP「KANSHAして」
安室奈美恵 with SUPER MONKEY'S「TRY ME 〜私を信じて〜」
Mr.Children「シーソーゲーム 〜勇敢な恋の歌〜」 
長山洋子「捨てられて」 
シャ乱Q「ズルい女」
天童よしみ「旅まくら」
スピッツ「ロビンソン」

なるほど・・・。あれSMAPもいるじゃん・・。当時はジャニーズ出演なしでもとりあえず選んでいたことがわかりますね。今は無視してると。当時からオリコンとレコード大賞は微妙にずれていることでヘイトをもらっているところがありましたが、この頃もそうだったなと思います。

 

ここ20年で、すっかり音楽業界特にJPOP関連は、ビジネスモデルが崩壊してしまいました。いわゆるマネタイズの方法が散漫になったため、成功者にお金が集まらず優秀な才能が集まりにくくなりました。AKB48のビジネスモデルもそもそも音楽自体は景品であり課金の単位でしかなく、本当の音楽というものが流通し、価値の高いものにキャッシュが集まる市場はほぼ壊滅してしまったように思います。

良い作品ができ、それが国民に頒布され、年末に今年を振り返る、そんな当たり前のことがもはやできなくなってしまった世の中に我々はいます。

最近カラオケ番組や、過去のライブ映像総集編が流行っています。これは新曲が流通しなくなった世の中で、過去の名曲を引っ張り出してなんとか、いい音楽を聴きたいという欲求を満たしているに過ぎません。

よくよく考えると、クラシックと同じ状況が生まれていて、ピアノ曲で言っても、ピアニストはショパンだベートーベンだリストだと、昔の名曲を弾いているわけです。もはやその年の新曲を中心に考えるレコード大賞というのは、ハリボテなんでしょうね。

個人的には、1995年あたりの仕組みを取り戻さねばならないと思います。新しい音楽が生まれないのは絶対的に良くない。ただCDにはもう戻れません。この時代のこの環境に合わせたマネタイズ方法を構築しなければいけません。良い音楽を生み出したら必ず世間に周知され、かつ報酬を得ることができる、というビジョンを描きそれを作り上げる意志が必要でしょう。

音楽が景品ではなく、それそのものが価値を持つようにするために、どうすればいいか。JASRACもレコード会社も芸能事務所も、そして消費者も、目の前の小銭ばっかり見ていないで、ビジョンを共有し構築してもらいたいものです。

多分日本のどこかに才能があって、それが埋もれています。