orangeitems’s diary

クラウドで働くインフラエンジニアの日々の感想です(ほぼ毎日更新)。

マスクの転売より怖いこと

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Amazonでマスクは売っている・・が・・

Amazonを見ながらちょっと冷や冷やしているのですが。

あのマスクが、ランキングを見ると普通に売っているのです。

 

 

50枚で2,999円(税込)。

去年ならば普通に薬局で売っているマスクは、50枚で600円くらいでした。価格としては5倍くらいです。相場を知っているので絶対に買いたくないのですが、Amazonのランキングとしては上位を独占している。

 

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ホーム&キッチン の 売れ筋ランキング

 

今日、スーパーも数件見てきたのですが、マスクどころかトイレットペーパーやボックスティッシュもやはり売れ切ればかりでした。今週イオンが頑張って売っている話も聞いたのですが、業界全体が安定供給を取り戻すにはもう少しお時間がかかりそうです。

 

 

怖いのは転売ではなく、高額でネット販売する業者

Amazonで売っている高額マスクがどのように安定供給を行っているのかは謎ですが、中国の工場とダイレクトにつないでAmazon経由で売りさばくというのは、違法でもなんでもない気がします。価格は需給によって変動するのは当然で、世界的にマスク不足の現象に陥っている状況においては、残念ながらビジネスとしては正攻法であるように見えます。

マスクは来週から転売禁止になりますが。

 

www.ryutsuu.biz

その上で、「需要面では、インターネットにおいてマスクが高額で取引されている事例が報告され、こうした転売を目的とした購入が、店頭におけるマスクの品薄状態に拍車をかけている、との指摘がある。このため今般、国民生活安定緊急措置法を適用し、マスクの転売行為を禁止する。速やかな施行に向け、政令の決定に向けた手続きを進めて下さい」と表明した。

 

いや、転売禁止だけでは足りないのではないか。1億人が毎日使えば月30億枚が必要になる。完全に足りないことがわかっている商品に対しては価格が上がるので、結果としてこのAmazonの例のように、5倍で売ることがまかり通ってしまうのではないか、ということです。

また、海外からの輸入も増やすということですが、海外でも感染が広がっている状況で、日本だけが輸入を増やせるわけながない。他国に売り渡すぐらいだったら自国の在庫とするのが普通の発想でしょう。

 

全然売れなければ、こんな売り方もしぼむのでしょうが。

正直言って、普段の市価の5倍というのは、絶妙な値付けに思います。

3,000円出せば、一か月以上凌げるマスクが手に入る。

その決断をしなかったらマスク無しになれば、花粉症の季節でくしゃみが止まらず、外にいて窮地に追い込まれるかもしれない。もしくは個人ではなく、飲食店などの企業で、マスクを従業員がしていないとトラブルになるかもしれない。

この状況、このタイミングだからこそ、5倍の値付けが成立してしまうように思います(私はそれでも買いませんが)。

 

一番怖いのは、生活必需品が需給のバランスが著しく崩れることによって、法外な価格で売られるようになり、かつ買えない人が出てきて社会が混乱に陥ることです。

 

 

転売するから高くなる、はそれこそデマかもしれない

楽天の方も見てみました。スーパーセール中ですね。

さすがにマスクが並びますが、傾向として面白いのがウレタンで作られた「洗えるマスク」というジャンルです。

やはり高額の部類ですが、洗って数回使えるのであれば、持っていると心理的には楽かもしれません。

 

www.huffingtonpost.jp

「ガーゼマスクやウレタンスポンジ製のマスクで、 洗濯可・再利用可などの表記のあるもの」 は再利用ができるという。

 

もしかしたら、マスクをすることが長期化するようであれば、ウレタンの洗えるマスクのほうに需要が移っている可能性もあるのかな・・と思っています。

 

ここ一か月の騒動を見る限り、「デマに踊らされている」「転売するから高くなる」なんて説こそ状況をややこしくしていて、普通に需給のバランスが崩れたと見るべきではないかと思います。

 

www3.nhk.or.jp

新型コロナウイルスの感染が拡大するなかオーストラリアやアメリカなどでもトイレットペーパーなどを買いだめする動きが相次いでいます。

 

黙っていれば冒頭のマスクのように、転売ではない方法で、高額で売り出す業者が自然に現れます。

国内で生産を完結でき、国が需給をコントロールでき、かつ価格まで管理する。生活必需品については今後、国や自治体で管理を強める対策を行わないと、経済原理によってよからぬ状況が生まれていくのではないか、と思います。