もう40代になって何年も経つので、状況には慣れた。
30代以下の人には気になるだろう、40代になってからの体調の変化。
世間が言うほど、不調になるのか。若い頃は良かった、なんて言い出すのか。
私の中で結論が出ている。「負債」と言う考え方が通用しなくなるのが40代だ。
睡眠負債。食生活負債。過労負債。負債というのは、自分が持っている能力以上の負荷を自分にかけると言うこと。それを借金として、将来いつかツケを返さないといけないと言うのが基本的な考え方だ。
ずっと寝不足だと、精神に影響が出るとか。食生活、定期的に運動をしないから成人病になりやすいとか。いろんな負債が叫ばれている。常に意識をして健康に向かって生活しないと、いずれ負債を清算しないといけなくなる。
そして、30代まではまだ若さで「負債」にしておけたが、40代過ぎると負債にできない気がしている。食べ過ぎればすぐに太るし体形も崩れる。寝不足や運動不足は、大病にすぐつながる。健康に悪い行動が健康を害するそのスピード感が、加速すると思う。
つまり、無理ができない、もしくはできるがすぐに健康を壊しやすい。
健康な時も、いよいよ健康になろうとしないと、保つことができない。
30代の時のまま、40代も酒にたばこにと不摂生を続けた人が、大病を患うのを横目で見て来た。一方で、私はたまたま、酒も飲まないし、たばこも吸ったことがない。私は40代になってすごく運動(ウォーキング)を続けるようになったので、十分な運動をしている。不摂生な人と私の、健康状態の差が激しい。
40代になったルールの変化に気づいて、健康に急に凝りだす人もいるが、それが皮肉な話で、30代までの生活は既に「負債」となっている。負債を返しだすのが40代からなので、40代からは負債にできないのだ。負債があるはずなのに症状が起こっていないなら、それは運が良かったと思って、ぜひ今日から健康に気を付けたほうがいい。
いやいや大丈夫、私は丈夫で風邪一つ引かないから、40代でも無理をしたって問題ない。そう言っていた人が次々と倒れ、そして治療したとしても、100%には戻らないとのこと。40代以降の病気は、結構ダメージが残りやすいのも知っている。
30代のうちに早めに負債の貯まりにくい生活に転換し、40代を慎重に送るべきだ。
健康実現のための要点をまとめる。
・規則正しい生活をする
・食生活は時間を守って、栄養のバランスと量に気を付ける
・アルコールはほどほどに
・タバコは吸わない
・長時間労働禁止
・適切に休暇を取って、ストレスをためない
・運動を適切に、定期的に行う
・体重管理に気を付けて
一つ一つは本当に当たり前過ぎるのだが、40代以降は意識することが「推奨」ではなく、「絶対」になる。手を抜いた途端に体が反応し出す。これまで丈夫だったかどうかは関係がない。それぐらい思っておかないといけない。油断も隙も無いと感じる。
一方で良い話。これらを守って健康を保てたら、日常生活レベルでは、30代以下のときと体力は変わらないように感じる。私の場合社会人になってから体力づくりをしなかったので、むしろ40代のほうが体力があるんじゃないか、と真面目に思っているぐらいだ。
もし、40代以降不調を訴えるような記事を見たら、今回紹介したルールを破ったからだと私は考えている。決して無理はしないで。そして体に適切な運動を与え、食生活を安定させる。もしやらないなら、即座に反応するようになるのが、40代だ。