orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

私が思う仕事のあり方

 

ちょっと納得行かない記事を見た。仕事に対する哲学のようなものだったが、私とは違っていたと感じた。せっかくなので、何が違っているのか書いておこう。

 

①仕事になりそうなものは全部拾って、その日のうちに全部終わらせる。何も後回しにせず、必ず相手に打ち返して空っぽにして一日を終える。ちなみにそれでも残業になることはほとんどない。一方で有休を取ってもリモートで即対応し即クローズするので、休みが完全に休みにならないなという悩みもある。

②仕事が好きとか嫌いとかで、仕事はしていない。ただお金をもらっている以上は、そのお金以上の価値を上回って仕事をしたい。ただ手を動かすだけが仕事じゃない。たとえばシステム運用の仕事においては「何も起きない」ことが価値になる。何も起きないからと言って何もしていないわけじゃない。価値を生み出せているか、に集中することとし、好き嫌いで仕事のアクティビティーを変えない。価値が高い仕事なら何だってするよねという気持ち。

③わからないという言葉をしらない。何か答えを出す。答えを振り絞ることの連続で、「とにかく何か答えを出す」ChatGPTみたいなことができるようになる。やっていないことを作らない。やっていないのはスケジューリングミス。すぐやる。謝るのは一瞬。やらなかったことで緊急性は増すので、一番にやる。それさえ忘れなければ、誰かに責められたことは一度もない。人間だもの。

④もともと会議ゼロ派だった。会議なんかなくても仕事はまわるし、そういう仕事のやり方をすべきだと思う。ただ、最近、会議でやるべきことを1つ気がついた。雑談だ。フリートーク。なんでもいいから話す時間を数十分作る。これだけで普段のコミュニケーションが穏やかになるし、いいアイデアも浮かびやすくなる。会議で何か決めないとというのは思い込みで、決めごとはリアルタイムでいい。それよりコミュニケーションをしたほうがいい。デジタル化でこぼれ落ちている部分を会議で補うという姿勢が必要だと思う。

⑤人にやってもらうことは大事。やってもらうことについて、事細かにロジックや前提知識、プロセスも含めて、解像度高くお願いしないといけないと最近まで思い込んでいた。しかし、人間、目的を伝えると、プロセスまで翻訳して作ってくれることに気がついた。むしろ優秀な人だと、思った以上のことまでやってくれたりする。ただ、仕事を振る人は、振られた先が余力があるかどうかだけは気にしなきゃいけない。どんどん仕事を吸収したがいいが「きついのでもう辞めます」となったら目も当てられない。むしろ今は振ってはいけない、こっちで巻き取ってやろうと思うこともある。

⑥仕事に得意不得意を作らない。何か不得意なところがあって人にお願いするようになると、そのうちその人がいないとまわらなくなる。全部自分ができて、そしてそれらがどう組織でまわすとうまくいくか、みたいな見地でワークフローを組み立てる。自分には絶対できるけど、だからこそ他の人にお願いしたい、みたいなことでチームを育てる。そうしないと、コア部分を誰かに取られて、その誰かがポンコツだと組織が不幸な目に遭う。

 

と言ったところだろうか。

人それぞれ、仕事論は独特なんだろう。私はこう思った。