orangeitems’s diary

クラウド専任の40代インフラエンジニアが書くブログ。新規事業マネージャー。20世紀末の就職氷河期スタート時にIT業界に文系未経験で入りこみそのまま生き残った人。1日2記事投稿しています(0:00、12:00)。

仕事しなくても、やる気だけ見せておくと仕事以上に評価される件

 

まあ妙な話でね。

受ける予定の仕事があって、受けるのは確実でかつ、時間も余っているのでちょっとフライングして準備してやろうかと思った。

まあ、準備をたくさんやると、行動時点でまごつくことがなくなるので、やるに越したことはない。先方の顧客が不義理で、「やっぱりやりませぬ」と言われたらそれまでだけど、そこは信頼関係が前提となる。

それで、いろいろ時間をかけて準備して、よし、これならもう手を動かしていいだろと思い、顧客に、「まだ契約してませんけど、やりましょか?」みたいなサービストークをしてみるとする。

で、これは、ビジネス的にはまさにフライングで、契約していないのに契約内容を行使するのは双方にとってアウト。何か起こった時にはお互いにとって良くない。なんで契約前に始めちゃったの?ってのは古今東西であんまりいいとされていない。

ただし。

この「やりましょか」ってのは、現場的には私はプラスに働くと思う。先のことを考えて道筋を示す。いやいや、やる気はうれしいんだけど、ちょっと待ってね。というコミュニケーションに関して。

そこで、やっぱり待つことになり、改めて先の準備を進めていくんだけど、準備だけに、顧客に伝えないで進めちゃうプランもある。あるんだけど、それはもったいない。ちゃんと契約通り型通り進めるのなら、準備すらやっちゃだめなんだけど。

でも、準備不足で苦しむのって、私じゃない?。時間の制約が激しくて、品質も悪くなるでしょう。見通しを考えると、時間があるうちにできることは進めておいたほうがいい。

きっとこれで、ああ、契約前にもかかわらず準備を進めてくれてるんだ・・と顧客にいい意味でプレッシャーを与えつつ、やる気、という目に見えないパラメーターの高さを伝えることができたわけだ。

準備だけで、まだ、何もやってないのに。

こういう、仕事をまだしていないのに、何かを得られることについては何か研究ってされているんだろうか。ITの世界でも、こういうヒューマン的な話って実際ないがしろにされがちなんだけど、うまくやっている人はこういう行動理論を持っている気がする。

作業管理上グレーになっている「準備」を使った例だけど、それ以外にもいろいろあると思う。日々の運用におけるレスポンスの速さとか、文面の丁寧さとか、期限を守るだとか。

DXだなんだ言っても、結局は人間と人間が関わって仕事になっているわけで、人間が動く価値を表現するためには、単純なプロジェクトマネジメントだけでは割り切れない世界が広がっていると思う。きっと、試験では問われることはないだろうけれど、心の機微みたいなところについて、フル活用している人とそうでない人の間で、なんだか評価が天と地くらいで変わることは現実で起こり得るから怖いパラメーターだ。

きっと、上司と部下の間でも同様な話であり、なんだか、仕事そのものじゃないところで評価されるってことはよくあること。ただそれは昔、飲みに付き合うと贔屓されるみたいに揶揄されることはあったが、そういうことでもない。業務時間の中でも、仕事自体に含まれない部分で、ものすごくできることはあるんじゃないか。