orangeitems’s diary

クラウド専任の40代インフラエンジニアが書くブログ。新規事業マネージャー。20世紀末の就職氷河期スタート時にIT業界に文系未経験で入りこみそのまま生き残った人。1日2記事投稿しています(0:00、12:00)。

AIに仕事を取られることと、その対策

 

この前、デザイナーの方とお話ししたんだけど、その中でAIの話題になった。AIで絵書けますよね、と。そうですよね、どれくらいのことができるんでしょうね。みたいな軽い話で終わったけど、よくよく考えたら、結構恐怖を感じてるんじゃないかな、と少し後になってから思った。

デザイナーが絵を描くことはスキルであり、そのスキルを人間ではないものに自動化の中で発揮されたらたまらないと思う。

アナウンサーの仕事もそういう側面はあり、最近のAIアナウンスは結構よくできている。東京競馬場がパークウィンズ状態のときは、他競馬場の結果がアナウンスされる声がAIボイスになっている。かなり流ちょうに発音してくれるんだけど、なんとなく不気味というか不自然さがあと一歩残っている状態。でももう少しがんばれば、聴き分けもできなくなるくらいまで来ているなと思った。

NHKのニュースにも、AIアナウンサーが原稿を読むコーナーがあり、それもNHKのアナウンサー声にかなり近い。こちらもよく集中して聴かないとAIのそれだとはわからない。

ITの仕事でも、昔と比べると、かなりソフトウェア自身が自分で自分の制御を自動的にしてくれるケースが増えた。ほんと、過去のソフトウェアといったら、マニュアルとにらめっこしてデフォルトの設定を一個一個見直していかないと、まともに動かなかったものだ。なんでそんな値がデフォルト値なのとキレながら。

今は、動いた後の状況に合わせて、ソフトウェア側がいい感じの値に見直してくれることも多く、ありがたいはありがたいのだが、仕事の実工数としてはかなり減ったように思う。さっさと仕事が終わってしまう。ユーザー側から見たら、かなり高度なセッティングをしないとソフトウェアは動かないと今でも思ってくれるのだが、結構最近のソフトウェアは入れたらすんなり使える。ま、一方で何か想定外のことが起こったら結局は設定を一つ一つ見ていくので、知識がいらないというわけではないが。それでも楽な時代にはなった。

そうやって、楽になって行くことの最頂点に、AIによる自動化がいると思う。そいつが私の仕事を奪いに来る様子は今のところない。だから多分、冗談半分でデザイナーに、AIが絵書けますねぇなんて、無神経に言えるのかもしれないなと思った。

AIのことが怖いというより、AIがほんとのほんとに仕事に使えるのなら、買って導入して自分の仕事をなくしてやれと多少思っているところもあり、面白おかしさの方を期待している。だって、自分しかできない、部下にもなかなか引き継ぐことも難しい、そんな難しいことを、AIがシャキシャキやってくれたら、私は仕事をしているフリをしていてもアウトプットができてしまう。

それなら、私のお役目御免では、と。いやさすがに、AIをコントロールしている私すらいない状況では、現場は回らない。AIを管理するから、「部下がAIであるマネージャー」と言ったところか。マネジメント業務をAIが代行することは、人間関係もありさすがにできないからな・・。

こうやって考えていくと、できるだけビジネス寄りのポジションに自分を置いて、実装については「人」でも「AI」でも何でもいいので責任を持つ。そういう役回りにいるのが今のところ安全そうである。単なるアナウンス、単なるお絵かき、・・単なるスキルの発揮だけの職が今一番、危ういのかなと思う。きっとデザイナーだって、AIがどんどん実用化したら、AIに軽く作らせて自分で修正をかけて、オリジナルとして出したりするんだろう。置き換わられるのではなく、指示命令し使いこなす。それぐらいしたたかにAIを見て行かないと、人が取って代わられるという話もそんなに非現実的ではないのかな、なんて思う。