orangeitems’s diary

クラウド専任の40代インフラエンジニアが書くブログ。新規事業マネージャー。20世紀末の就職氷河期スタート時にIT業界に文系未経験で入りこみそのまま生き残った人。1日2記事投稿しています(0:00、12:00)。

「ネットで話題になっている」、それってどこのこと?

 

今でもTwitterを日本で使っている人は多いだろうと思うが、これをいざ見ない、使わないとしたら、どうやってネットの話題を拾うのだろうか。

言っちゃなんだが、どこやらの口コミサイトがネットの話題を代表しているとは到底思えない。ネットメディアが集めてくれているニュース記事も、何だか誰かのチョイスが並んでいるように見え、流行とは思えない。

そして、YouTuberも、VTuberも、Tiktokerも見ない私は、なんだかネットで見えていたと思った何か、の解像度が急激に粗くなった。

日本人の多数がネットに書き込んでいて、だからこそ多数が考えることがわかるようになり、マスメディアの意見がかすむようになったというのが、一昔前のネットで起きたことだ。

ところが、今は、人々は何に書き込んでいるのだろうか。相変わらずTwitterが人気なのだろうか。それはよくわからない。

昨今、有名YouTuberの引退がよく報道されるようになった。ただ、その「有名」っていうのも私は知らない人たちなので、どこで有名だったのだろうか。それもわからないまま引退していくという。一応の人気のバロメーターが再生回数だったらしいが、よくもそんな多くの人がYouTubeの動画を見漁ったものだと感心する。

いやそれは、私の面白さの感度が低くて、大多数の人が知ってるのにあなたが知らないだけだよ、という見方もあるのかもしれない。ふむ、その大多数の人達ってどんな年代で、どんな性別の方たちなんだろう。まさか全世代幅広く認知度が高いなんてことはあるまい。おそらく、特定の年代・特定の層にがっつり刺さったとかそういうことだろうか。

そうすると「ネットで話題になっている」という話も怪しくなある。ネットにつながっている人たちがひとまとめのように言うが、それがもう誤認の原因だ。あくまでもインターネットは土台であって、そこの上で運営されているアプリケーションが、もはや年代・性別・職業などによって細かく区分けされていて、独立性を持って運営をされているのかもしれない。そうすると、もう、ネットで話題に・・なんて表現は陳腐化していると考えてもいいのかも。

テレビニュースとかで、よくネットで今話題の・・って切り口で番組のコーナーにすることもあるけど、あれはどうやっているのだろうか。まあ、実際、昔の・・20年前くらいのテレビも「今、若者の間で流行しているらしい○○ですが!」って言いながら、どこで流行っとんねん、あたしゃ知らんぞ、って思っていた。

だからもはや、インターネットが機能不全なのは、みんなつながっているようでつながっておらず、分断されているということ。意見の似たような人たちが集まって、それでみんなそう思っているよね!と思いつつ、それは、そりゃ似たような人たちの集まりだからであって、もしかしたらマイノリティーなのかもよ、と。

そういう思考をしていたら、これにはきちんと名前があって「エコーチェンバー現象」というらしい。そりゃ、頭のいい人が先に思いついていて、実際、社会問題として提起されていた。

ただ、今私が感じていることは、そもそもエコーすらしなくなって、インターネットは今すごく不透明な空間になっているということ。そういう意味では、個人ブログは、私一人の意見なわけで、かえって読みやすいのかもな、と思った。だって、不特定多数が集ってああだこうだ言ってる空間と違って、私だけが耽々と語っているだけだから。

で、今「トレンドになっている」って言われていることって、はて、どこの誰が言っていることなんだろうね。やっぱり、変だな。