orangeitems’s diary

クラウド専任の40代インフラエンジニアが書くブログ。新規事業マネージャー。20世紀末の就職氷河期スタート時にIT業界に文系未経験で入りこみそのまま生き残った人。1日2記事投稿しています(0:00、12:00)。

半年で様変わりした世界

 

Twitterで「JTC」、Japanese Traditional Company、日本の伝統的な企業、と言う言葉が流行りました。そのときは、外資企業がこんなにもらえているのになぜ、日本の大企業はダメなのかみたいな文脈で使われましたね。

 

www.orangeitems.com

Twitterで、よく「JTC」と言う言葉が話題となります。

・JTCな企業には転職しない方がいい

・なぜJTCにありがちな昭和の風景

みたいな使い方をされます。

 

これを書いたときから4か月しか経っていないのですが、なんとも世界の様子が様変わりしましたね。レイオフ(解雇)の嵐が吹き荒れているのは周知の事実です。

一方で、日本っていいですよね。おいそれとは解雇できない。

日本の会社制度って、結構、福祉の機能も背負わされてるんですよね。国民が仕事に飢えたら結局は生活保護で支えなきゃいけないので、会社が社員の人生を支えろというのが根本のビジョンにあります。だから個人の税金はどんどん上がる一方で、法人税は上げないで企業を儲けさせてました。それもこれも、社員たる日本人の人生を安定させよということなのだと思います。非正規についても、まぁいろいろ問題はあるものの、生活できなくなるような状態にはさせないように法律の運用としては気が配られているとは思います。

外国企業も儲かっているときは、どんどん社員に給料を配るのですが、昨今のように経済環境が大いに変動すると、はい、明日からあなたの仕事はありません、さようなら、みたいなことができてしまうのがああ、やっぱり考え方が違うよねぇと強く思います。

だから、今となって考えるとあの「JTCいじり」みたいな流行って、ほんと的外れもいいところだったと思います。日本の制度も外国の制度も双方にメリットがあるのに、外国がいい瞬間に日本のデメリットを叩くという。

今の立ち位置で考えれば、儲かるビジネスに今でも携わっていて、そして社内で存在感がある仕事ができているのであれば、さすがに今は、今だけは会社を変わるべきじゃないと思います。この、終身雇用の日本の制度をフル活用するなら、会社が社員を守る仕組みというのは世界的に見て、働く個人として「メリット」そのものと言えます。経済状況が急変する中でそれをできるだけ手放さないことです。

Twitterを見なくなって数週間経ちますが、やっぱり、大勢の人が言っていることが正しいとは言えないんだな、という感想を持っています。流行とかバズるとかから距離を置いてわかるのは、そこに揺るぎない価値など無かったということ。大勢の人が同じことを言っているから安心、と言う心理状態って、正しい方向じゃないですよね。正しさとはロジカルであり、いいねの数じゃないよな、と。

ここ最近、インターネット上で調子の良かった企業や、個人が立ちいかなくなったという話をよく聴くのですが、これも「SNS上で大衆が賛同する意見に乗っかって乗っかって価値を拡大していった結果バブルが発生し、それが短時間に弾けた結果」と言えるのかもしれませんね。

何か、目に見えないウソの価値みたいなものが、大衆の無責任な「いいね」によって膨らみ、それをリアルマネーがじゃぶじゃぶ注ぎ足され、そこに集った人たちが栄華を誇っていたが、急に「これってウソじゃね」って人々が騒ぎ出し、大衆が急に距離を取り出して、そこで働いていた人たちが大混乱に、みたいな感じのように見えてならないです。