Twitter社の状況が漏れ伝わってくるけれど。
ツイッターの従業員はオフィスへの復帰を求めるイーロン・マスクの新たな指令に困惑している。マスクは管理職への警告を含む電子メールで、リモートワークに対する自身の立場を明らかにした。マスクは、例外的でない社員のリモートワークをサポートする管理職は許さないと述べている。
米メディアは17日、米ツイッターの多くの社員が退職を決めた可能性があると報じた。オーナーとなった実業家イーロン・マスク氏が同日午後までに長時間労働を受け入れるか、辞めるか選択するよう迫ったことを受けて決断したもようだ。退職者は数百人規模に上るとの情報もある。
経営が混乱している会社で起こりがちなことを書いていく。
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偉い人が面前で怒る
経営不振なんだから理由はごもっともなんだけど、毎回怒る。ここがダメだ、あれがダメだ。ダメだダメだで社内はどんどん消沈していく。
私は、結構怒っている人を遠くから見てるのは好きなので、楽しみだったけど。ああ、怒りの元凶であるその部分をやればいいのね、と冷静に考えてたけど、怒りが直撃した人は辛かっただろうね。
社長が短期間に変わる
経営が不振な状態が続いたら社長が変わるのは当たり前か。
やっぱり、そんじょそこらの理由では社長は変わらないし、不振が理由で変わるときはそうとうなドラマが裏で起こってるんだろうと思う。
Twitter社も一段落したら、新しい社長が据えられるらしい。
正しくやっている人が悪者にされる
経営不振の際にも、一生懸命やっている人はいて、特に不振の時期だけに厳しい事をきっちり言ったりやったりしなきゃいけない。これを忠実にやる、正しくやっている社員は、偉い人から褒められたり重用されたりする。でも、社内の雰囲気は悪いし、罵倒される人も出てくるから、強いストレスのはけ口を皆が求めだす。そのときに、偉い人に立てつくわけにもいかないので、正しくやっている人をいじめ出す。子供か。
Twitter社でも、「あいつはマスク派だ」みたいなことになってるかも。
飲み会の荒れようがひどい
自制が効かなくなるからだろうね。もともと強いストレス状態の社員たちが一緒に飲みだすと、言行ともに暴力的になる。飲みの場だからなかったことに、とか言うレベルかよと思うくらいひどいことになる。
ああ、この人キレてるな、って人から辞めていく
会社で人の会話聴いてて、ああこの人キレてるな、ってわかる。
そういう人から辞めていった。次々と。
案外そういう人がどんどんいなくなった後に、会社は再生したりするから面白いんだいけど。
残った人でもなんとかなったりする
いろいろ重要「そう」な人が辞めたのに、全然なんとかなっとるやん、と思ったことがある。すげえな会社って、って思った。すごく偉そうにしてたけど、あの辞めた人達、案外、役に立ってなかったのかも。
組織図が短期間でどんどん変わる
組織図が年単位でどんどん更新される。
新しい部署、統廃合、落ち着かない。立て直しがうまくいったら今度は、ピクリとも組織が変わらなくなるから面白い。
業績での評価がなくなる
業績が悪い間に、立て直しに頑張った人、立て直すまでは悪いので、評価が上がらない。そうするとモチベーションが下がるので、立て直すまでは「がんばったかどうか」みたいなことが評価尺度となりやすい。
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ま、メディアは経営の混乱を面白おかしく書き立てるけど、Twitter社の場合は結構正攻法で立て直しを行っていると思う。会社というものは、経営者の心が折れない限りは結構しぶといと思っているので、案外、超優良企業に生まれ変わるかもしれないな、なんて。
ずっと安定している企業なんてなくて、そしてずっと危機な会社もない。やるべきことをやる会社が生き残るんだと思う。時に、会社は大変だ。