orangeitems’s diary

クラウド専任の40代インフラエンジニアが書くブログ。新規事業マネージャー。20世紀末の就職氷河期スタート時にIT業界に文系未経験で入りこみそのまま生き残った人。

会社が混乱しているときの賢い働き方

 

どんな大きな会社でも、もちろん中小企業でも、会社が混乱するときはある。既存のビジネスモデルが市場の変化により通用しなくなったり、キーマンがいなくなったり。突然の経営方針転換であったりと、原因はいろいろだがとにかく混乱するときは混乱するのだ。

私も混乱した会社の状態に巻き込まれたことがあり、そして混乱が収まり順調になったところまで見てきて気がつくことがある。

混乱したときに、以下のようなことをした人は、会社に残っていない。

・はっきりと不満を言った人
・上司の上司に直談判しに言った人
・他人の悪いところを原因として主張した人
・感情的になった人
・リスクを取り大勝負をかけた人

混乱期ほど人の本性が見えるもので、このように混乱期に乗じて子供っぽいことをするような人が現れる。その時は関係者も弱っているので、多少の掟破りも見逃されそうな雰囲気はある。そして、たくさんの見苦しい言動や行動を確認したものだ。

ところが、平時に落ち着いて見ると、その人たちが会社からいなくなっているのがわかる。もしくは組織的に声が大きくなりづらい場所に異動させられたりしている。

そして、混乱期を経て出世した人もいる。

・不満を言わず、前向きを貫いた人
・指揮系統を守り、越権行為を避けた人
・他人が悪いと決して言わなかった人
・感情を露わにせず、冷静な話を貫いた人
・大きなリスクを取らず、小さな勝負に勝ちを重ねた人

落ち着いた組織にいて考えると後者が勝つのはわかるが、苦しいときほど前者が目立つ。後者は報われないように思いがちだ。人のせいにされたり自己弁護に追われたりするがそれでも、感情を露わにせず他責を廃し、勝負に負けない。全ては慎重かつロジカルに積み重ねた人が、混乱が終わった後に上に立つのである。

いい加減に私もそれで学んだので、本当に何も会社で語らなくなった。結構、周辺は本音を私から引き出そうとする。そこでの会話を元に問題解決してくれようとするのだが、私は決してその手には乗らない。

ただただ、前向きに、越権をせず、自責を貫き、感情は出さず大勝負しない。そんな仕事のスタイルをここ数年続けてきてわかることは、「他人に隙を見せない」ということはこういう働き方なんだ、という悟りだ。

それがストイックだと評される場合もあるが、私は違うと思う。得をするのは自分自身だからだ。むしろ最も欲深い。完全に穴を封じて長時間働いた人には手が出せないし、そこで結果を出そうものなら誰も否定できない。そこで得られるものがとにかく欲しいという自分がいる。

これを続けた結果出来上がることは、誰かのフェイクニュースに巻き込まれないことだ。人は噂話が好きだし、誰がこんなことを思っている、みたいなことを知らない間に裏で話している。全方面にほころびがない人は、生き様が噂を許さない。

会社において、これだけ隙を見せないと面白くない人に見えるかもしれないが、それでいい。人は面白さで生き残らない。会社が混乱してサバイバルとなったとき、最後に生き残るのは堅実さなのである。