なかなか力強い文だなぁ・・と。
マスクはメールの中で、ツイッターの社員がリモートで働くことは今後許可されないと書いた。彼は他の場所で働く許可が与えられない限り、スタッフが週に少なくとも 40 時間はオフィスにいることを期待していると述べている。
また、マスクはツイッターの従業員に対して「これからの道は険しく、成功するためにはハードワークが必要だ」と伝えた。
ハードワークしなさい!、って最近の管理職において、禁句だと思うんですよね。
会社ごと炎上プロジェクトにいるようなものですよね。どこにも逃げ場がない。
しかもきっと、人手が絶対に足りない状況です。会社の半分の社員が急にいなくなったということですから。指揮系統を再構築しないと誰が何をやれるのかがわからない。生産性は依然と比べて低下しているはず。
みんなオフィスに集まれ!とは言いながら、グローバルな会社なので、各国はリモートでつながっている。ここは少し違和感はあります。本社で全てを決めているという理解でいいのでしょうか。
そんな状況で、とにかくハードワークしないと、と。昨今流行のワークライフバランスなんか知るか、会社が危機的状況なんだ、とにかく集まって知恵を出し合い、最善手を尽くして、一番速い手段でより良くしないと時間は限られてるんだぞ。うまく行くまでは手を抜くな、全部やれ、みたいなことですよね。
こんなこと、私も言ってみたいときもありますが、非常に今の日本では言いにくい内容な気がします。ハードワークさせるのなら辞めますよと言う人も多そうです。
一方で、これをはっきりと発言できるという経営者としての強さも感じます。ついてこれないなら初めから一緒にやらない。初めから覚悟を決めてやり切った人たちと、新しい理想郷を作って、富を山分けしようという言葉にも聞こえます。
ちなみに私は、目の前にハードワークが現れたらどうするでしょう。私は一度切りの転職のきっかけがハードワークでした。たいていハードワークになる現場には理不尽が付きまといます。炎上プロジェクトの消火に呼ばれていましたから、その時も正常な現場の様子ではなかったです。そこで楽しくなるタイプと、私はイイですわ・・と冷めるタイプの二種類がいると思いますが、私は後者だったな、と思います。人材不足気味の今は「ハードワークしなさい!」が管理職にとって禁句なのは、簡単に人が職場を辞めてしまうトリガーになるからだと思います。
なんだかんだ言ってTwitterの今後には私は大注目しており、もし、今後出るであろうサブスクリプションが、何らかの価値を提供してくれる何かであるならば一番に試してみたいと思っています。彼らのハードワークの結果、素晴らしい価値が生まれるとしたら、それはそれで一見の価値があると思われます。