orangeitems’s diary

クラウド専任の40代インフラエンジニアが書くブログ。新規事業マネージャー。20世紀末の就職氷河期スタート時にIT業界に文系未経験で入りこみそのまま生き残った人。

明らかに問題なのに、火消しマンが常駐するだけで問題扱いされない問題

 

いやあ、明らかに問題のある体制なんだけどなあ。

問題があるから、放置すると炎上するんだけど、炎上したくないから火元を消すよね、と。私が。だから炎上しない。

どんどんと火元は現れて、そして消していく。私が。

例え、抜け漏れがあって多少火が付いても、まあ消し方はわかっているので消すわけですね。私が。

で、この組織問題ですか?、って、いつも問題だって言うんですけど、傍から見たら、ちっとも炎上しない良い組織なわけですね。

私がこの組織は問題だ、って言ったところで誰も切迫感がないのです。明日も明後日も、何もしなくてもつながっていくとみんなが思い込んでいる。

問題ですね、じゃあ対応していきましょう、で終わる。

じゃあこの私が、一ヶ月くらい長期休暇取ってやろうか、と思うほどですが、まあそんなことしたら、一ヶ月後には大炎上しているか、もしかしたら炭になって無くなってるかもしれない。

 

こういう状況の組織がどれくらいあるかわかりませんが、実は一番こういう場所が危険だと思うんですよね。火消しマンってほんと客観的に見てありがたい存在だと思うし、火が出ていないときだって、消防活動も優秀ですからね。

問題がいつも頻発して、偉い人が手をこまねいているところって、問題の把握ができているので適切に人やお金が配分されがちです。

ところが、上記のような問題が起きない(起こさないようにしている)組織って、逆に根本的な問題を抱えていても優先度を下げられてしまいます。目の前に問題が起きないし、起きない時間も長いから。

これは、根本的な問題があるのに優先度を下げる偉い人が一番まずいんですが、偉い人だけに誰も正す人がいないだけに、ああ、タチの悪い話だなと思いますね。

歴史上には、こういう火消しマン、あまりの放置に我慢ならなくて急に辞めちゃって、残された現場が大混乱に陥るなんてパターン、いくらでもあったんだろうな、と思います。

 

大企業は、それでもキーマンが急にいなくなっても回るように、ジョブローテーションをして備えているのでしょう。極力、人に依存しないように、と。

でも、するのです。

人は偉大です。いくらAIが進化したところで、人の底力にはかないません。AIを構築したところで、普通の人間の一部を模倣するので精一杯です。人間の仕事はそんなに簡単なものではないのです。

優秀過ぎるが上に、AIどころか他人が模倣できません。模倣できないからこそ依存します。依存して依存して、そしていざいなくなったときに大混乱というオチです。案外経営レベルですらそういうことはあるんでしょう。社長が変わった瞬間に業績がガタガタと・・ということもありますもんね。

今日もそうやって、たくさんの現場が火消しマンによって、いびつに安定しているんだろうなと思うと、がんばれ、負けるな火消しマン、と念を送りたくなる今日この頃です。