orangeitems’s diary

クラウド専任の40代インフラエンジニアが書くブログ。新規事業マネージャー。20世紀末の就職氷河期スタート時にIT業界に文系未経験で入りこみそのまま生き残った人。

成果主義とジョブ型、そして信頼関係とビジネス

 

成果主義とは、仕事の成果に合わせて報酬を決めていく評価制度です。

一方で、ジョブ型とは、何の仕事をするか事前に決めてその内容で報酬を決める制度です。これは評価制度ではなく、仕事と個人の関係を明確にした関係のことですね。

両方とも、古い日本の会社を変えるために提示された経緯を持つ概念です。

 

下記の記事が詳しいです。

 

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この記事では、ジョブ型雇用と成果主義の違いや、ジョブ型雇用の特徴、メリット・デメリットについて解説します。

 

成果主義のほうが歴史があり、2000年くらいにすごく流行したんですが、なんとなく雰囲気だけは現代に残っている気がします。全く成果を気にしない会社なんてどこにもないでしょう。ただ、極端な成果主義は、社員の間の競争心を過剰に煽り、情報伝達をしあわなくなるという事例が多数ありました。プラスの評価はすれどマイナスの評価はあんまりしない会社が多いと思います。いいところだけ取り入れる、的な。

ジョブ型については、まだまだ新しい概念です。大企業が大量に採用したという話を去年あたりに聞きましたがその後いかがでしょうか。成果はあと数年後の状況を見ないとわかりません。本当に教科書通り機能するのか、解雇しにくいと言われている日本でジョブ型を額面通りできるのか。それとも単に社内の給与設定の際のテンプレートになるだけなのか。よくわかりません。

 

さて、少し話はずれるのですが、私が今後何らかの事業なりビジネスを始めるとして、誰かと組むとします。そうしたときに何を大事にするか。ビジョン?ミッション?バリュー?、ロジカルシンキング?、いや、信頼関係なんだと思います。この人と一緒にやるとして、どこまでも信頼していけるか。それはなんだか、ロジカルじゃないような気がします。そして、直感的なものでもない。お互いを知り合うことを基盤とし、何か不利益がお互いに合っても分かち合える。サポートしあえる。そんな感覚がない人とは一緒にビジネスしたらいけない気がします。苦労も、信頼できる仲間となら乗り越えられると思います。

それなのに、冒頭の成果主義やジョブ型での仕事のプロセスは、仕事をする人同士の信頼関係を増幅させるより、減衰させていないかな、と感じることがあります。最近の会社という組織活動にも思うのですが、生産性重視、ロジカル重視で、会社の中での人間関係が軽視されつつあるような気がしてなりません。

 

ビジネスをやるなら信頼関係だね、と言いながら働いている人同士に差を付けたり、階層を付けたり、あなたはこの仕事範囲ねと割り切ったり、正規と非正規の話もそうですが、効率よくやろうとすることと人間の間の信頼関係を生むことって、相性が良くないんじゃないかと思うことがあります。

そもそも、メンバーシップ型、日本の昔の雇用の仕方って、結構べたべたした関係を好んだじゃないですか。昨今では否定されがちなメンバーシップ型ですが、実はビジネスの根本においてはメリットもあるんじゃないか。

なので、きっと私は、ロジカルでモダンな何かじゃなくて、結構、ベタベタしたことを今後、信頼のおける人と何かやるような気がしてならないです。他人が、生産性や効率性を重んじている真横で。