人手不足で仕事を断ったよ

 

私のスタイルから言って、これまで「人手不足」で断るとか無かったよ。

 

この数年、何でも来いや、のスタイルで仕事してたけど計算が成り立たなくなった。明らかにここから新規の仕事を取ったらパンクする。

で、強硬に新規の仕事を止めようとしてるんだけど、営業はたまったもんじゃないよね、仕事取るのが営業の仕事だからね~。

こういう状況が全国で頻発してるんじゃないかな。今回の私の話は、新規顧客を断るって話だけど、既存顧客であっても「人がいないからリスケさせて」って話になってるって複数のチャネルから聞いてる。

既存顧客の仕事ってだいたいリプレースの話で、リプレースはソフトウェアの保守切れが絡むので、それすら遅延したらえらいことになるのでは。

クラウドサービスは特に、サポート切れが即使用停止まで発展するからね。

 

営業の気持ちを考えてみる。

目の前にはたくさん取れそうな案件があるはず。だって、どの業者も今人手不足で請けられないってことは、商談がたくさんあり、そしてよく進むってこと。で、これまでの勝ちパターンを引っ張ってくれば取れると思うじゃない。そしたら、身内から人手不足でムリと来る。「えー-」と。せっかく商談引っ張ってるんだから、頼んますよー、となる。

頼んますとか言われても、人手不足やっちゅうの。

ベンダーロックインもさ、いろいろ文句言われてるけど、こういうときにベンダーは既存顧客だけは何とかしたいと思うもの。だんだん人手不足が顕在化してくると、いかにベンダーを味方につけておくかみたいな競争になるんじゃないかな。普段、ベンダーに冷たくしている会社は要注意ね。そういうところから次々と切られていくよ、ベンダーに。

 

なんでこうも人手不足になっちゃったんだろうか。

大手企業が内製化を進めようとして、システムエンジニアを吸収しているって話があるけどあれが原因なんだろうか。また、DXやクラウド化が伸びて、案件がどんどん増えて、SIerも人の取り合いになってるんだろうか。

あとは、年々シニア層が引退して、本当にIT業界の人口が減っていってるのかもしれない。

で、私も最近気づいて、若い層を集めてるけど、これにはまた時間がかかるんだ。単に人手があれば済む問題じゃない。ちゃんと案件をこなせる人は、業界に長くいる人が相場だった。人数だけいてもダメなんだ。

この人手不足の状況ってかなりしばらく続くんじゃないかと思ってる。今から景気がどっちに向くかわからないけど、デジタル分野は切り離せないよね。昔のITバブル崩壊や、リーマンショックあたりは、まだITの予算って、縮小されやすかったけど。今はデジタルがないと会社まわらなくなってるもんね。

 

実際にさ、人手不足でほんとに仕事断った経験をしてしまうとさ、ついに来るべき時が来ているのかもって思っちゃう。お金で解決できた時代の終わり。どんなにお金があったって、すいません案件請けられません。まあそういう時代を予期して、大企業はIT人材の内製化に舵を取ったのかもしれないね。