いい会社の定義

 

一般的に、いい会社とはどんな会社なんだろうか。

時代の変遷で、かなり変わったと思ってる。

仕事の内容なんて、業界ごとにも違うし、業界の中でも違う。

ただ、全てにおいて同じなのは、ただ存在し、与えられた仕事をこなすだけで給料が上がっていくような会社はどんどんなくなっていること。

やることをやらないと、給料は上がらない。

そして、個人の仕事ぶりの可視化が激しくなっている。デジタル化により誰が何やったかまで見える化されるようになった。

給料が上がり続けるということは、成長し続けなければいけないということ。

給料が止まるということは成長が止まるということではない。新しい情報をアップデートし続けてやっとキープできる。昨日と同じことだけやっていたらどんどん置いて行かれる。

努力すれば報われるなんてことは絶対なく、結果を出すしかない。

結果は見える化された。

その結果をインフレさせないと、給料もインフレしない。

その前提で、成長企業を見てると、その中の従業員は大変だろうなと思う。会社の外から見てると、どんどん伸びてる会社の社員の給料はどんどん上がるんだろうなと思われがちだけど・・。いや違っていて、基本的に予算を立てるときに前年越えが必達になる。成長するのが標準に置かれてしまう。

だから、前年と同じ結果の場合、むしろ評価は下げられる。成長企業において、成長しないということは退化を意味する。

大変だなって思う。ルールが成長前提だから。単に成長するだけじゃなく、予想を超えた成長をしないと、評価にプラスアルファーが付かないというね。

例えば事業が粗利で130%増を達成したとしても、給料は130%増にはならない。120%増が期待されていたとしたらその差分の10%が、プラス評価になるみたいな話。

成長企業にいたら成長が義務づけられるので、成長しなきゃ会社の足を引っ張っている扱いをうけるから、そこに入ったら成長できる、みたいな主人公キャラは置いといてね。ほんとにみんな自分は会社の予想を超える成長をするって自信があって入るのかな。それを「いい会社」なんてのんきに言うのは違う気はするよね。

また、成長企業だからこそ優秀な人も集められるし、集めないと成長はできないけど、そこに身を投じると、できない人が目立つ。できない人がすぐに会社から追い出される文化も生じやすく、それも、いい会社なのかなほんとに、って。

世の中の人がいう「いい会社」って存在はしないのかもな、って思ったりね。たまたま、自分のポテンシャルと、成長スピードと、適性と、会社の評価制度が一致した会社を、「いい会社」と呼ぶなら、それは相対的なものにならざるを得ないのかなって。

だから、給与の額面やら、会社の事業内容やら成長性やら、いろんな側面から会社がいいのか悪いのか考えると思うが、それはあくまでも縦軸。

横軸、つまり時間の経過とともに自分がどうなり、どう感じ、それで満足するのか。縦軸と横軸で、会社自体を感じていかないと、キラキラしたオフィスのインテリアに騙されて、入ってみたら、時間とともに、「ああ、間違ったな」っていうこともよくあるんじゃないかって、最近思う。