円安進行で、日本はバブルの呪いからやっと開放されるか

 

円安が止まらないのですが、日本国内の物価がインフレ抑制策によって上がらないとすればですよ。海外から見て日本で買ったほうが安いね、となるじゃないですかね。

そうすると日本の製品が普通に海外に売れて、輸出が潤ったり、海外のインバウント客がどんどん訪れて観光業や小売業が儲かったり、いいことづくめ・・ってのがポイントなのかもしれません。

だって、円高のとき、めちゃ色んな人が「大変やー」って嘆いてましたからね。日本製品が割高に見え、おかげで海外へ輸出産業の工場がどんどん逃げ出し、日本国内は空洞化しましたから、実際に。日本の工場閉鎖の話をどんだけこの二十年聞いてきたか。

大変大変と今言ってる人もいますけど、何十年も日本が伸びない経済状況だったことを考えると、なんとなく今の感じって国の中枢では、狙ってやっているとしか思えない気もしなくもないです。海外の状況を見ながら、これは好機だ・・と。

ただ、面白いことに、結局今の日本にあるものが安いのは、円高のときにいろいろ海外から資産を手に入れていたということの裏返しです。これからは円安配下で海外から仕入れないと行けないので原価はどうしても高くなります。ただ原価が高い分値段も上乗せして海外に輸出すればいいわけです。そして国内の労働力は海外と比べて格安に映るのですから、日本国内でビジネスしよう、工場を作ろうという動きはありえると思います。国民の教育水準も一定以上ですから。

こういった変化が起きると必ず批判が起きるのですが、むしろ日本は変化を恐れて動けないままバブルの後ずっと耐えてきたように思われます。あえて変化をプラスに取り、この状況の変化にポジティブに行動を変えていくたくましさみたいなものが求められているんでしょう。

まあね、海外旅行もするつもりもないし。海外製品を買うような趣味もないし。スマホくらいだけど仮にiPhoneが高くなるようなら、もっと安いAndroidに移りますよ、と。それよりこの、だんだん右肩下がりにしかならないと思い込んでいる日本という国が、ついに変わればいいななんて。品質よくて安けりゃいいよという内向きな経済から、もっといいものを世界に向けて売っていこうという外向きの経済に。

そう考えると、バブルのときに背負った日本の過大評価を、三十年くらいかけてゆっくり支払ってきて、そしていよいよ評価が適正に戻りつつある、と。日本の未来なんて誰も世界はうらやまない。少子化でこれから沈む島国ですよ・・くらいで十分です。マークが外れたくらいで自由にやって、そして真に良いものを作り出し世界に提案していけば良い。実は日本には、これまでに培った独特の文化がありますから、差別化するには十分で。

今後、きっと輸出がテーマになるでしょう、ものづくりだけではなく文化面でも。その際に日本文化の見直しがキーになってきます。我々は自分たちを一度見直し、何が海外と差別化できていて誇れるものか、再度言語化していくことが必要になっていくでしょう。日本って、何だっけ?。