orangeitems’s diary

クラウド専任の40代インフラエンジニアが書くブログ。新規事業マネージャー。20世紀末の就職氷河期スタート時にIT業界に文系未経験で入りこみそのまま生き残った人。

二つくらい山を登ったほうがいいと考える理由

 

普段働いていると、仕事は1つのメインワールド、メインストーリーだと思う。週のうち7分の5を捧げるわけだから、面積的にも大半と言える。

それはそうなんだけど、業界も25年所属していると、この世界の解像度も上がっていく。自分があと何年この仕事をやるんだろう。登っていくとしてももうそこまで距離はないんだろう。仮に頂上に着いたとしたらそこより高い場所はないわけである。頂上から街を眺めるのは気持ちがいいけれど、ずっと居続けたらいつかは飽きるわけである。

じゃあ、別の山登ればいいじゃん、とは言うが、山もふもとからまた登り始めるのだろうか。今の山の景色を捨てて、ふもとからスタートする人。まぁ大昔から脱サラという概念はあって、私でも憧れたりする。するが、人生設計というものもある。いきなりは今を捨てて新しい未来に飛び込むというのはハイリスクである。収入もそうそう変動させられない。

人生とは便利なもので、1つの山を登っていても、同時に別の山を登ることはできる。それは副業、のようなお金が絡む狭義の仕事の話ばかりではない。趣味なのかもしれないし、地元の活動に参加する、何かスクールに通ってみる。いろいろ切り口はあるが、何しろ今の仕事以外に何かもう1つ軸となる山登りをしないと、これはもう、主業の山登りが頂上に近づいている以上は、もう1つを用意しないと、てんで、つまらない人生になるんじゃないかと思い始めている。

だいたい週の7分の5と言ったって、各営業日は、一日の3分の1である。極論すれば、7分の5に3分の1をかけて、21分の5、つまり仕事とは25%の話だ。残りの75%は好きに使えるわけである。といっても、あなたは寝ないのか、ご飯食べないのか、通勤しないのか・・うんぬんかんぬんで時間は取られていくのだけど、どうもテレワークうんぬんで、使える時間は物理的には増えて来たんじゃないかな。

仕事以外に登るなら、山は大きい方がいい。うまく行ったら、主業を辞めて脱サラできるぐらい成長できるならそれはそれでいい。そうやって2つの山をかけもちし、いろいろな不確実性を自らで演出できるようにならないと、この世の中、生産性向上ばかりで息がつまるんじゃないかと思っている。全て効率的にやって時間を余らせたところで、じゃあその空いた時間どうするの、と。速く山に登りついたら、ほんとにやることなくなって途方にくれちゃうぞ、って。

それで、私もブログを書いたり、地域の活動を遠くから眺めていたりといろいろやっているけど、まだ二つ目の山登りを本格的にはやっていない。むしろ二つだけではなく、三つ、四つとつまみ食いしながら、いつかちゃんとやってみたいと思っている。一方で、主業の方を発展させるという手もありつつだ。今の仕事以外にも同時にいろんな可能性が考えられる設計となっているのが今の社会人で、これだけ残業規制も進むと、いろんな人が四十代ぐらいで途方に暮れる可能性は高い。ぜひ、今の仕事を続けつつ、もう一つの山を探していただきたい。そうすれば、もう想像する未来が味気なくて詰む、なんてことはなくなるから。