採用を増やすことが、今最も優先される理由

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Googleが1万2千人を雇い入れると聞いた。拠点も作るらしい。

 

www.jiji.com

【シリコンバレー時事】米グーグルのピチャイ最高経営責任者(CEO)は13日、2022年に米国内のオフィスとデータセンターの建設に約95億ドル(約1兆2000億円)を投じる計画を明らかにした。これにより、フルタイム従業員1万2000人以上の雇用創出を見込む。

 

AIを業界で最も推進してきた企業が、人を増やすというのはとても結論を暗示している。

現段階で利益を創出するために最も良い投資が、人への投資。そしてその場所を作ること。これはコロナ禍を経由して社会実験ができたことも大きいだろう。

リモートかオフィスかの二択ではなく、オフィスは必要。

事業を拡大する上で、事業を動かす人だけではなく、事業を考える人が必要。

こういうことだと思う。

事業がスタートした時には、おそらくスーパーマンのような人がいる。事業を全てわかっている。そして拡大していくと、もちろん手が足りなくなるので人を増やすが、同時に自動化も進めてあまり人を増やさなくてもいいようにもするだろう。

なぜなら、初期の売上が少ない段階で、人件費に多額を使えるのは投資ファンドなど理由が無ければできない。

下手に拡張した挙句、事業が伸びなければ人だけ残ってしまう。そして、日本では、人は長く在籍すれば成長しなくなるという風潮が非常に強い。それと、解雇規制がいい感じで喧嘩している。ジョブ型なんて、苦肉の策だと思っている。だって、高いジョブでうまくいかなければ低いジョブにするよ、というのは解雇の一歩手前みたいな話を合理的にするから。

Googleだって、単に人を増やすだけではなく、もし活躍できなければアメリカ的な解雇もあるのだろう。そして優秀な人だけ残していく。これが自然にできる国なんだから、企業が強くなるんだろうなと眺めている。

一方で、日本は企業は、社会福祉を国から委託されている面があり、雇い入れたら簡単には解雇できない。だからこそ、私は、メンバーシップ型をより研ぎ澄まし、「この会社にいてよかった」「この会社にいれば成長できる」というポジティブな感情を与え続けることが、実は必要なんじゃないかと思っている。じゃないと、きっとスーパーマンは倒れる。スーパーマンは、メンバーがなかなか育たないと悩む。そりゃそうだろう。スーパーマンが仕事を持っていくことを止めない限り、困難な業務がいつまでも属人的に処理されてしまい、事業が大きくならない。

スーパーマンが人を経費だと思っている限りは、事業は頭打ちになる。人は利益の源泉であり、そして大事な仕事を任せられる仕組みを作らなければいけない。そうしなければ、優良事業もあっという間に寿命が来てしまう。

これからは人材の確保がいよいよ大事になってくる。人切り時代は終わりを迎える。人を増やすこと、オフィスを確保すること。一周周ってトレンドになった。この発想を持っていきたい。