今日、放置していたCentOS 8があって、ああそうか2021年末にサポート切れたんだった。yum updateもこのままじゃできないな。おし、CentOS 8 Streamに切り替えよう。そう思ったんです。
ところが。
問題
で、二つのコマンドラインを入力すれば、CentOS 8 Streamに切り替えられると言うのが2021年までは有名な話だったじゃないですか。
# dnf swap centos-linux-repos centos-stream-repos
# dnf distro-sync
ところが、これ、うまく行かないです。リポジトリにアクセスできないためです。そもそもyum updateが息していないです。
何度やってもタイムアウトで失敗してしまいます。
この解決策を記載しておきます。
解決策
リポジトリの編集が必要です。
# cd /etc/yum.repos.d/
# vi CentOS-Linux-AppStream.repo
# vi CentOS-Linux-BaseOS.repo
# vi CentOS-Linux-Extras.repo
上記で3つのファイルを編集していますが、基本以下のことすればいいです。
①「mirrorlist=http://mirrorlist.centos.org・・・」という行をコメントアウトすること
②「#baseurl=http://mirror.centos.org・・・」という行のコメントアウトを外し、mirror.centos.orgを、vault.centos.orgに変更すること
つまり、mirrorlist行をコメントアウト。baseurl行を生かし、ホストをvaultに変更ってことです。
これで、当初の2つのコマンドが通るようになり、Centos 8 streamへの移行ができるようになります。しかし、https://vault.centos.org/ というサイトをいつまで運用してくれるかはわからないので、早めにアップデートすべきCent OS 8があれば早く済ませた方が良いと思います。
ちなみに、アップデートを済ませると、リポジトリが以下に変更されます。
CentOS-Stream-AppStream.repo
CentOS-Stream-BaseOS.repo
CentOS-Stream-Debuginfo.repo
CentOS-Stream-Extras.repo
CentOS-Stream-HighAvailability.repo
CentOS-Stream-Media.repo
CentOS-Stream-NFV.repo
CentOS-Stream-PowerTools.repo
CentOS-Stream-RealTime.repo
CentOS-Stream-ResilientStorage.repo
CentOS-Stream-Sources.repo
移行はお早めに~(そもそもサポート切れなのですが)。