同じ領域で粘っていると、周りがわかっていない人、だらけになる

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仕事の領域って、自分だけで決められるものではないですよね。いくら自分がその仕事を続けたいと思っても、会社の都合で「これやりなさい」と言われたら変えざるを得ないものです。

私自身はいくつかのマイナーチェンジを行いながらも、ITインフラという領域に長く携わることができました。これも、ITの中ではあまり人気にならない分野なので、人余りのようなことがないために、あまりノイズもなく続けられたということかもしれません。目の前には人手不足がありますが、人手なんてこれまでも足りたことはないような気もします。

さて、こうやって同じ領域で粘り込んでいると、だいたいはもう経験したこと、していなくても見ればわかること、だらけになってきます。そこまで新しい分野など生まれないものです。だいたいは、昔は大変だった設定がこんなに便利になった、というものばかりです。ああそんなに簡単になったんだね、とは思うのですが、むしろ今参入した人はもともと簡単なのですから、どんな経緯で何が省略されたのかわからない。だから何か起こったら何にもわからない、というのがいつものパターンです。

別に自分自身が、勉強熱心でここまできたということではないです。たまたま、この分野に長くいられた。それだけで成立している「時間」は絶対で、この時間を取り戻すために若い人がいくら本を読んでもYouTubeを見ても、その時にその作業をこの手でやった、ということにはかなわない領域があるものです。

インフラ領域が人気がないときから時間が経ち、今ではIT業界自体の人気の高まりから、インフラ領域であっても人が増え始めました。ひところに比べると、確実にわいわいしてます。

気が付いたら「昔の大変な時期を生き抜いた歴戦の強者」みたいな扱いを受けていて私もびっくりなのですが、まあそれは逆張りというか、運が良かっただけです。そうなったときに周りを見渡すと、悪く言えば「わかっていない奴」だらけになる。これはもう、しようがないことです。時間という概念が存在する限り、結果的にそうやって、一部のわかっている人と、今来た系のわかっていない多数、になってしまう。

不人気だった分野にせっかく来てくれた人がいるから、私はこの「わかっていない人」を大事にしたいと考えています。今から身に着けるにはどんなプロセスを踏めばよいかについて、真剣に考えていきたい。私が25年かかってここまで来たとして、「わかっていない人」に25年経ったらわかるよ、は暴論だな、と。ここまで来なくてもいいから、時間をより短縮してあげて、この分野がもっと盛り上がるために寄与できたらいいな、なんて思っています。

「わかっていない人」と相対したときに、伝わらずにもやもやする人は多数いて、SNSを見ても日々小爆発が起きています。それは本当にわかります。ただその後、自分の10メートルの範囲にいる「わかっていない人」をどう導くかって、実は自分自身がイニシアティブを持っています。それが上司であれ、客先であれ、取引先であれ、自分がわかっている人であれば、料理するかしないかは自分次第。

特にこの世の中、わかってなくても役割に付けられ演じなきゃいけない人が山のようにいます。その役割が自分に対し無茶振りをしてくることがよくあります。わかってないな、と。そこで、わかっている人として、わかっていない人をどう扱うかって、とてもテーマになると思うんですよね。扱い方一つで自分の評価が大きく変わるし、うまくやればとても恩を売ることができる。

そういう世の中の性質だな、と思うわけです。うまくやりたいな、と。