orangeitems’s diary

クラウドで働くインフラエンジニアの日々の感想です(ほぼ毎日更新)。

人を増やすとどんだけこれまでのやり方がまずかったのかがわかる

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チームに人を久しぶりに増やしてみたのですが、まあ反省しかないですね。育成プロセスを見ていると、私が作業するので見ておいて、の連続です。

私も人に教えるときにそうやってた気がするので責める気は全然ないのですが、やっぱり見て目で覚えろって無理がありませんか?。もうわけもわからなくていから、とりあえず言うとおりやってみな、と。手を動かさせてやれば脳は絶対に活性化するわけです。操り人形であってもとりあえず目と耳から情報が入り、指が動くまでには、何らかの情報処理があるはずですから、ね。

なぜ私がやるので見ていて派が生まれるかというと、自分がやるのが楽だからってのはあると思います。人を操って作業させるのってめちゃくちゃ面倒くさくないですか。根気が入りますし、多分一度やっても、その目的や背景までは理解してくれませんから、何でこの前言ったことをおぼえてないのみたいなことも起こります。よくききますよね。

でもそれでも、見させているだけでは、ずうっとお客様なんですね。車の運転もそうだと思いますが、車を運転している人を助手席から見ていても運転できるようにはなりません。教習所のシステムはよくできていると思いますが、1時間目から運転席に乗せるのはシステム運用の現場でもアリだと思います。

システム運用は本番システムの大事な情報資産を預かるので、ある程度の実力がないと触らせられない。それはわかります。だったらいつになったら実力というやつは付くのか。うん、わからん。やっぱり人を増やしたらどんだけそれぞれの人が仕事にしがみついているのかがよくわかる。それは私自身もそうなんです。私の仕事は誰も他の人にはできないんだ。だって私はできるから。そんなプライドというか奢りが人間には発生しがちで、さあ人が入った仕事を動かそうとした途端に、軋轢を目撃することになるのです。

方法として、2つあると思います。

①担当者が長い期間休むこと。もしくはいなくなること。

②引き継ぐ仕事について、教える側は一切手を動かさないようにする。

前者でいきなり引き継ぎが始まり、なんとか巻き取るようなケースはありますよね。実はこれでもなんとか人間は現状を読み取ったり再構築したりして引き継ぐことはできるはできます。ただノウハウが失われたりもするので一長一短あります。大企業は突然異動をかけて属人化しないようにするようですが、小さな企業ではこれはなかなか難しい部分です。

できれば後者が良い。しかしこれには時間がかかります。技術的にやらせてはいけない場合もあるかもしれない。それは例外事項として都度判断すればいいのであって、原則は作業をやらせる方向に倒さないと育成は一向に進みません。

人を増やさないと仕事がどんどん特定の人に紐付けられるようになり、それはそれで熟成はしていくのですがだんだん飽きが生まれていきます。それでも仕事を動かさないとまるでその人しかその作業ができないようになっていき、動かそうとすると変な抵抗を食らうときがあります。

そのときこそがマネジメントの仕事です。調整ではなく指示。もうその仕事すんな。全部彼がやるので後ろで見ていて。これは結構本人には辛い指示になる可能性はありますが、この対応を乗り越えないと、自分自身も含めて仕事がシェアされていかないので、人も企業も成長しません。人間一人に抱えられる仕事はどんな有能な人でも限られていますから。隙間を作らないと何も入ってこないようになる。新しいことを吸収するのに抵抗される人もたまにいますが、そもそも抵抗する文化自体を破壊しなければいけないということです。

人を増やすためには、ビジネスが順調であることか、誰かが辞めるかしないと難しいのですが、難しい難しいと連呼して人を増やさないと、後々大変なことになっただろうな、と、増えてから思ったことです。