Ubuntuからこんにちは
この文章もUbuntuから書いてます。ブログが書けるというのは、単にWebブラウズできることよりはランクが上で、日本語入力がスムーズにできるということを意味しています。こうやってWindows以外のブラウザからブログを書くことができる日が来るとは思っていませんでした。
さて、これからUbuntuを使ってみようかと検討されている方に対してのコラムです。参考になれば幸いです。
WebブラウザはFirefoxを使うこと
私はGoogle Chromeを入れてしばらく使っていたんです。そしたら、日本語入力がいまいちなんです。ちゃんと入力しているのにミスタッチしたみたいな挙動が多い。特に句読点の扱いが下手です。確定しているのに確定していないような挙動をして、それでも無理やり入力していると、入力した分が全部消えたり、みたいなカオスな状態で、これは使えないかもと焦ったのですが。Firefoxに切り替えて入力してみたら、かなり快適な状態となりました。これならWindowsの日本語入力で入力しているのと大差ありません。
Google Chromeの利用は、Chromeでしかできないことがある場合のみにして、Firefoxを利用することをおすすめします。
ノートPCにありがちなFn+ファンクションキーもネイティブに対応
ノートPCの上部に、音量の上下、キーボードの証明、Num Lockなど、機能が割当されていていると思うのですが、何もしないでも対応していました。
こんなふうに、画面中央にスピーカーの表示がされるんですね。素敵。
Linuxを入れるとWindowsでできていたことがことごとくできなくてストレスだったという時代は数年前の話で、ことUbuntuに関しては執念を感じるほどネイティブに対応していますね。
キーボードアサインはWindowsと同じ
コピーならCTRL+c、切り取りならCTRL+xというような、当たり前のショートカットがそのまま使えます。WindowsからMacに行くときよりも自然に使えると思います。画面キャプチャもPrint Screenや、ALT+Print Screenでできますから、ラーニングコストがかからない。
タスク切り替えも快適
Windowsキー+Tabでアプリ切り替えができます。
また、Windowsキーだけ押したときも、各アプリケーションの画面イメージを見ながら遷移できます。
普通にWiFiもBluetoothもつながる
Ubuntuにしたら、通信やBluetooth関連は苦労するかなと思っていたのですが、普通に接続先が見つかるし、つながるし、使えるしで拍子抜けでした。
ブラウザでYoutube Musicを表示し、Bluetoothで外部出力し、なんて今っぽい操作もネイティブに普通に利用できます。
普通を連呼していますが、Windowsだと1台2万近くかかるライセンス料、こちらは無料で使えますのでなんともUbuntuすごいなと思います。
日本語入力の具合は?
Ubuntuの日本語入力は、MozcというIMEが入っていますが、これはGoogle社がGoogle日本語入力をオープンソース化したものです。
ですからGoogle日本語入力に慣れた人ならそのままですし、ATOKやMS-IME、ことえりのキーアサインもサポートしています。
私はWindowsのときもATOKアサインで使っているので快適そのものです。
タッチパッドのカスタマイズも自在
一番ありがたかったのが、タッチパッドの「タップでクリックする」のところです。いちいちボタンを押してられないので、
・シングルタップなら、右クリック
・ダブルタップなら、左クリック
これを実装してくれているところです。快適です。また、スクロールの方向も、WindowsとMacで逆ですが、これもカスタマイズできます。
軽い?
超軽いです。メモリー8GBのノートパソコンで、FirefoxとChromeを両方起動し、タブをそれぞれ4つくらい開けているのですが、メモリー消費は3GBほどです。
余計なアプリケーションが裏で起動していないからというのが大きく、別のWindowsマシンは7GBまで消費しています。Windowsが重いというより、重くなるべくいろんなソフトウェアがインストールしてあるせいです。
OS自身はとても軽く設計してあり、余計なものを起動しないようになっているので、ユーザー側で変なソフトウェアを入れない限りは軽く運用できると断言します。
ファイル管理は?
ファイル管理はターミナルでコマンド叩くのもlinuxぽくていいですが、GUIのファイラーもちゃんとついています。
Webブラウザから画像をダウンロードすると、ちゃんと「ピクチャ」フォルダに保管されるので、まさにWindowsやMacでできている操作感がそのままできます。
Linuxなのでターミナル経由の操作がたくさんあるのかと思いきや、あらゆる場所にGUIがあってしかも、安定して動くので、これなら感覚的に操作できます。
インカメラも普通に使えます
Google meetは普通にブラウザから起動しインカメラで自分の顔まで映るところまで確認しました。音も問題ないので、これはWeb会議もできちゃうとそういうことですね。
ぜひ使ってみようUbuntuを
まだ使って一週間も経っていませんが、このまま利用を続けていくとUbuntuメインになる日もあるなと本気で思っています。
キーワードは「普通」です。普通に使える。そして必要な機能はLinuxの豊富なアプリケーションをapt-getでインストールすればいいので、これはWindowsよりも便利な部分でもあります。最近はgimpを入れて、画像編集ができるようにしました。
この、いろいろカスタマイズして使いやすくしていく感じは、最近の至れり付くせりの有料OS(WindowsやMacなど)にはない部分です。
これだけ無料でできちゃうと・・、仕事でもUbuntu導入してもいいのかもな、まで思ってしまいますね。