orangeitems’s diary

クラウドで働くインフラエンジニアの日々の感想です(ほぼ毎日更新)。

イギリスの割り切りに思う

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テニスのウィンブルドン選手権NHKが中継していますが、観客は満席だし、マスクもほとんどの人が装着していないですよね。

イギリス、ワクチン打ったからコロナ禍終わったんかなと思いがちですが、そんなこと全然ないです。

 

www.bbc.com

イギリスで1日に確認される新型コロナウイルスの新規感染者が7日、今年1月以来初めて3万人を超えた。ボリス・ジョンソン英首相は下院で、デルタ変異株のため感染は増えているものの、感染と重症化・死亡の間の関係が「断たれた」と述べた。

 

つまり、何を言ってるかと言うと、ワクチンを打てば重症化しない。それならかかっても風邪みたいなもんやん。風邪に気を付けるのは今までも一緒だったし、昔はマスクして生活するなんてやってなかった。だから、昔に戻そうや。

ってことなんですね。

 

イギリスのワクチン接種率ですが、下記の数字です。

 

toyokeizai.net

まずは、ワクチン状況だが、昨年12月からワクチン接種が始まり、現在までにファイザーアストラゼネカ、モデルナ製が使われている。それぞれ2回の接種で1セットになるが、まずは1回目のワクチンをより多くの人に打つ方針が取られた。政府統計によると、7月2日時点で1回目接種者は約4500万人。これは成人人口(18歳以上)の85.7%にあたる。2回目まで終了した人は成人人口の63.4%に上る。

 

今、陽性者の数が右肩上がりということは、大半の人がワクチンを打っても、陽性者数を抑えることはできないという事実でしょう。

つまり、ワクチンは陽性者数を抑えるのではなく、かかったときの症状を和らげるくらいの機能だと言えます。

ちなみに、前段のウィンブルドンで、満員だと言う表現は、下記の施策によるもののようですね。

 

7月11日まで開催中のテニスのウィンブルドン選手権は、実証実験の対象の1つだ。初日は収容人員の上限50%の入場が認められた。10日と11日の決勝戦では1万5000人の収容が可能なセンターコートを満員にする予定だ。入場には、ワクチンの接種証明、検査の陰性結果、過去6カ月以内の感染による抗体保有の証明などが必要になる。

 

イギリスも完全に手放しということではなく、論理武装した上で積極的にコロナ禍終了を画策しているという状況であることが理解できました。

そして、7月19日以降はマスクの着用は義務ではなくなる、とのこと。

 

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日本とあまりにも価値観が違いますよね。

未だに日本では、夕方感染者数をニュース速報で出し、その増減で一喜一憂している状況です。一方でイギリスでは陽性者数は問題ではない、ワクチンがあれば陽性者数の増加は有事ではない。

このイギリス方式が本当にうまくいくのはしばらく時間が必要です。

ただ、こうやってギャンブルとも言える政策をトップが実行し、そして国民がトライする、率先するという文化は正直、うらやましさを感じます。

日本では、ワクチンが広まった後のビジョンを、トップが示しませんよね。抽象的なことばかり言ってはぐらかして、真意がわかりません。雰囲気で緊急事態宣言が何度も出され、そしてその時ごとに規制内容もころころ変わり、いつまでやるんだというしらけムードが日本を覆っています。

たとえイギリスが、もし緩和の結果、想定外の状況が発生しまた規制側に倒すとしても、国民で考え実行し、それをまた修正するというプロセスは変わらないんですよね。そこが、日本と大違いなところ。

日本は、他国の成功事例を見ながら模倣して行動するのでしょうから、イギリスのような国とはワンテンポ遅くなるのが宿命のようです。

 

この長らく続いたコロナ禍、ワクチンによる重症化数逓減で「ふつうの風邪化」が進み、マスク取り外しの日がやってくるのでしょうか。

そんな国も現れて来たので、そろそろ心の準備を始めなきゃいけないのかな、と思った一件でした。日本国内のニュースばっかり見ていると、世界から取り残されちゃいますね。