orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

2021年に個人ブログを続けるためるなら考えるべきこと

f:id:orangeitems:20210703003829j:plain

 

このブログは2017年11月に開きましたがもうすぐで5年目に到達します。

これだけ続く個人ブログはおそらく稀有で珍しい部類だと思います。ほとんどのブログが続かないで休止状態になります。

まず、続かない理由を考えてみます。

 

(1)個人の抱えるコンテンツは有限だから

一人の頭の中で考えられることは無限ではありません。ブログを始めるときは思います。あんなこともこんなことも書きたい。始める前は自分自身はネタの宝庫だと思います。何せこれまでアウトプットしてこなかったのだから、在庫がたくさんあるのです。

しかしそれは持って半年です。だんだんと、「あ、これ前に書いたな」という話題ばかりになります。言いたいことはあるけれど、もう言ってしまったこと。従って別の話題を探しまだ出てくるときはいいのだけど、終いには尽きます。

このブログだって4年もやっていてしかも毎日書いています。同じようなことを言ったことが何度かあるのかもしれません。だって同じ人物が書いているのだから正反対のことはどうしても言えません。もしそれをやってしまったら、個人ブログとしては破綻してしまうと思います。

 

(2)ニュースに逃げた結果

自分の中に何もない、となると日々のニュースで、世間的に興味のありそうなものをピックアップして感想文を書くという方向に流れます。

昔、まとめサイトがまだ息をしていたころは、この戦略はまだ効果がありました。読まれる記事はモチベーションを上げます。自分自身が例え興味が無くても、読まれそうな記事を作ると言う日々。

2020年ごろになって完全にこの方法は意味を失くしました。Google検索のアルゴリズム変更が完全に、個人ブログのニュース記事の息を止めました。

人々が興味をもつニュースは、実際たくさんのネットメディアも記事にします。個人ブログの言うことより、ネットメディアの方が信頼性が高い、と言う風に検索結果が出るので、例え書いても誰も個人ブログには来てくれません。

興味のないニュース記事をわざわざ書いて、そしてPVが全く伸びないと、ほんと自分は何をやってるんだか、という気持ちになります。本当に。

読まれそうな記事を書くという努力そのものが無意味化した結果、個人ブログは逃げ場所が無くなり、ついに誰も書かなくなった、という印象が強いです。

 

(3)コロナ禍による圧倒的な個人的体験の喪失

ステイホームしました。イベントも無くなるか、あっても縮小されました。それはまだ今も大きな影響が残っており、あの特別視されていたオリンピックですら、だんだんと制限が色濃くなってきました。

この1年半で、どれだけの個人の体験や感想が失われたのでしょうね。

個人ブログって、個人の体験や感想こそが強みだったはずです。ニュースにはカバーできないですから。たくさんの個人がいてそれぞれのユニークな経験を発信するから、個人ブログは意味を成す。

小旅行や、食事、スポーツや写真撮影など、いろんな経験がブログの華だったのが、今はたくさんのことが難しくなっています。

書くための体験が不足すれば、発信したい情報も減りますよね。

 

 

 

個人ブログを止めたり、休止したりする大きな理由はこの3つでしょうか。

ではなぜ、このブログはそれでも続くのかを更に考えてみました。

 

(1)筆者が内向的なことを利用して、個人の感想ブログにモデルチェンジしたから

ブログを解説してしばらくは、半分まとめサイトで、そこに少しコメントを付け加えて記事にしていました。

しかし、まとめサイトはもう終わりだと思っています。Google検索からかなり嫌われていますし、それでも残るまとめサイトはかなり情報収集が早く、個人で太刀打ちできるものではありません。

だから、途中から「個人の感想」を中心に添えるようにしました。コンテンツとして、自分の意見は、ユニークです。誰かに真似される心配が全くありません。私が次に何を言うかは私にしかコントロールできないのですから。

一方で、私は実際完全テレワーク状態が1年ほど続いていて、ほとんど家の中に居るのですがそれでもブログを書き続けられています。これは内向的な性格が幸いしていると思っています。自分が思考しているだけで一日が過ごせるのです。これは運がいいのかもしれません。具体的な経験・体験無しに、テレワークやネット、テレビ等から得られる情報だけで思考を組み立て、記事にすることができています。

 

(2)Twitterを利用したから

ネタ帳を付ける、なんて昔の人はしていたそうですが、私はTwitterをよく利用しています。

何か書きたい感情がふつふつと沸いたときに、ツイートします。

周りの反応もわかるし、140字以内で要点もまとまります。

何か思ったときに文字にすることを習慣にしていたら、書きたい記事の1つは生まれてきます。

もしくは、Twitterでタイムラインを見ながら、いろいろ思ったことを記事にすることがあります。

コロナ禍でリアルコミュニケーションの機会がぐっと減ったのですが、SNSを利用して疑似的にランダムな他人の思考をインプットする場にしています。

 

(3)過去の記事が読まれるから

正直、私は、自分の過去の記事(現時点で2259記事)に対して、どうやって誰かが読みに来ているかさっぱり知りません。分析すればわかるのかもしれませんがやってもいません。

でも結果として、平均的にアクセスはあり、やっぱり更新し続けるサイトはある程度の流量が確保できるのかもしれないな、と思っています。

記事が増えれば増えるほど、全体のコンテンツ量は増すため、確立として訪問数は増えていきます。

だから、アクセスがあるんだろうな‥と思いつつ、詳しくは調べずとりあえずは励みにしています。

さすがに、アクセスが無くなったらこんなに毎日ストイックに記事は書けないんじゃないかなあ。こうやって誰かに読んでいただけるので、継続できています。

 

 

 

逆に言えば、この3つを念頭に個人ブログを開始すれば、誰でも今の時代に合った形で続けられるのではないかなと思いますね。