端的に言えば、動画を編集して切り張りする、のような作業だったのですが手元のiPhone 11 Max Proで作業してみたら、パソコンよりスムーズなのです。
パソコンと言ったって、AMD Ryzen 3950 + 32GBRAM + M.2 SSD + NVIDIA GeForce RTX 2080Tiという一世代前ですがかなりのつよつよ構成で、これでも遅いならしようがないと思ってた作業が、iPhoneで、iMovieを使ってやってみたらこりゃまたドスムーズに作業が進むのです。下記を参考にしました。
キーボードを使わず有機ELをタッチして作業するから小回りが利く、という様子ではなく、確実にてきぱきしています。最近のM1 Macの話もそうですが、CPUとメモリとGPUを密結合することで、どうもパソコンのボトルネックは乗り越えられてしまうのではないかと言う感動があった瞬間でした。
しかも、この作成・編集した動画を、パソコンに送りたいな、と言う時にスマホとパソコンだと、ライトニングケーブルでつないでiTunesで取り出して・・というのは古い古いふるーい考え方でした。
参考にしたのはこのページ。
結局、iPhoneに入っている「ファイル」というアプリは、SMBでパソコン側のファイル共有フォルダと、ネイティブでファイルの送受信ができちゃうということです。
一度共有をかけておくと、iMovieなんかでファイルを保管するときに、直接共有フォルダに書き出せるので、パソコンにケーブルをつなぐ必要なんて全くない。
もっと言えば、ウチの家はこの前完全にWiFi 6対応したので、恐ろしく送受信が早いのです。今WiFi 6に対応しているデバイスなんて、iPhoneぐらいしかないので、これは好都合。パソコンは有線なので、1Gbpsで送受信ができちゃう。
むしろ、パソコン側をWiFi 6にしちゃったほうが早くなるかもな、なんて。
Wi-Fi 6E PCIe 無線LANカード 内蔵Intel AX210 トライバンド 2.4G/5G/6G Band with Bluetooth 5.2対応
うーん欲しい。
2.4Gbps出るのかはわからないけど・・。
今回の話、ほんと反省する必要があって、いやいやパソコン最強っしょ、スマホなんてオモチャでしょ、みたいな発想がどこか残っちゃってるんですよね。
でも、普段のパソコンでの作業が、いとも簡単に手元のiPhoneでスラスラやられてしまったら、これは自分の中のコンピューター観をアップデートしなきゃならないと思うわけです。
電気自動車だって私はまだオモチャだと思ってるんですが、普通の自動車を凌駕するときだってこのようにやってくるかもなんて思ってもいます。
スマホだってもう歴史が10年単位であるので、改良に改良を繰り返し、気が付いたらパソコンに追いついて追い越してたというのは、これは考えさせられます。
昨日の常識が、今日の常識とは限らない。
AppleがARMでコンピューターの世界を一新するのやら、ARMはWindowsでも使えるのでMicrosoftが再度がんばってくれるのか、どうなるかは読めませんが、とりあえずiPhoneすごい。iPadも欲しくなりました。
そのうち「作業、まだパソコンでやってるんすか、効率悪くないですか?」なんて言われないよう気を付けなきゃ。