orangeitems’s diary

クラウドで働くインフラエンジニアの日々の感想です(ほぼ毎日更新)。

最近はGoogle検索だけじゃ何も出てこない

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IT業界にいると、技術情報を調べるときに、Google検索を使えば何でも出てくるというイメージは色濃いですが、最近はもうそんなことないんじゃないかと思っています。確かに初めはGoogle検索から始めるのですが、エラーコード貼り付けてズバリ、というようなケースは本当に少なくなっています。なぜかというと、古いバージョンも含めて一括で検索するので、古いドキュメントなども平気で引っ掛かってくるからです。経験の浅い人は、世間が言っているような「ぐぐれ」って言う発想は、一旦捨てた方がいいのではないか、と提案します。

まず情報を検索したいときは、Google検索にいきなり知りたい情報を入力するのではなく、その製品の公式サポートのページに辿りつくためにGoogle検索を使うのは良いと思います。

だいたいの製品やサービスが、公式サイトを持っていてそこにサポートページを運営しています。製品ドキュメントやサポートの技術情報を横ぐしで検索できることも多く、その際に対象の製品やバージョンも絞り込めます。この業界は昔と違ってかなり歴史が長くなってきたので、バージョンの絞り込みもせず一括で検索すると、昔の情報まで一緒に出てくるので非常に効率が悪いのです。

また、Google検索ではなく、SNSの情報の方が役に立つ場合もあります。最近は何かわかったとして、ブログや技術情報サイトなどに、わざわざ書きこみますか?。せめてツイッターにつぶやくぐらいが限界だと思います。今の時代Google検索だけではなく、いろんな情報のソースを知り、使い分けるぐらいの価値観が重要になっているように思います。

残念ながら、インターネットに広く知恵を広めて世界で共有する、という初期のビジョンは既に失われています。率直に言えば、「ゴミの山」です。ゴミの中からもっともらしい情報を探し出すのがGoogle検索の偉いところですが、しょせんゴミばかりなので、中にゴミが混ざっていることが多いのが現在の特徴です。それを見分けることができる人でないと、「Google検索したらこれが出てきました」と上司に告げるも、「中身読んでるの?事象違うでしょ?検索すればいいってもんじゃないよ」なんて激詰めされて意気消沈となるケースが、多いです。

Google検索に今期待するのは、公式サイトへの入口を教えてくれること、です。高度なアルゴリズムでゴミを判別し提案してくれる機能は・・・、ITに限って言えばもう、日々劣化していると言わざるを得ません。

この状況を引き起こしたのが「ログインしないと中が見られないサイト」が激増し、そこに情報が滞留しているという事実だろうと思います。インターネットには無数のサイトが存在し、その存在を知らないと、情報を入手できないという困った状況にあり、Google検索はその入り口を探すツールとなっているという理解です。

最近はClubHouseというSNSが流行していますが、私はまだ入れずじまいで、中で何が起こっているかわかりません。そして、だんだんと中に入れる人が増えるにしたがって、「だんだん大衆化してきてつまらなくなってきた」という声も聴こえてきます。インターネットにおける「公衆」とは、メディアが牛耳るつまらない世界。そしてプライベート空間を作りこっそり楽しむのが、今のトレンドと言えます。技術情報もだんだんとその部類の情報に入りつつあり、Google検索でアタリを見つけることそのものがレガシーになってきているのではないかと思います。

従って、経験の浅い技術者に教育するときに「ぐぐれ」っていうのはもう時代遅れで、ちゃんと公式サイトからオンラインマニュアルや技術情報に辿りつき、正しいフィルターで検索し回答を得ることをきちんと教えないと、いつまで経っても正しい情報を身に着けてくれない、ということが起こるような気がしますし、実際に起こっているような気がします。3年前くらいの記事を見つけてその通りやってみても、うまく行く保証などないのが今の技術の世界ですから。