orangeitems’s diary

クラウドで働くインフラエンジニアの日々の感想です(ほぼ毎日更新)。

駆け出しエンジニアが中級者になるために必要な三つの取り組み

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ここしばらくの調査でIT業界には多くの未経験者が流入していまして、その人たちを「駆け出しエンジニア」と呼んでいることもわかりました。

私自身も「駆け出しエンジニア」の時代がありそこから二十五年くらい経ちましたが、どうやってその時代を抜け出したのか考えてみたいと思います。

たくさん流入しているが故に競争も激しいと思うので、おそらく闇雲に勉強をやっても隣も闇雲に勉強しているのでそこまで改善はしないでしょう。

何事も戦略が必要と思います。私の記憶にある戦略をご紹介します。

 

 

1)マニュアルを読むこと

昔はインターネットにそこまで情報がなかったのですが、今ではマニュアルごとインターネット上に掲載されていたり、PDFファイルになっていますよね。

デジタル化されていることで必要時に検索して使う人がほとんどだと思いますが、最近のマニュアルを見ててよく思うのが日本語がよくできていることです。

頭から最後まで順番に読むのが、そのプロダクトを理解するためには最短距離じゃないかなと。

特にお金がかかりませんからね。公開されているわけですから。

昔も私は業務時間に、紙のマニュアルの本を読んでいました。で、昔は日本語のマニュアルの日本語は誤訳がたくさんあったので、英語のマニュアルも傍らに用意していました。日本語が意味不明な時は英語のマニュアルを解読していました。むしろ英語のほうが意味が明瞭だったりしました。また、ひどいときは段落ごとごっそり日本語版のマニュアルだけ抜け落ちていることもありました。

今は機械翻訳も素晴らしく、日本語のマニュアルが情報を削ることはほぼないのですが、たまに英語の原文を追ったりします。ナレッジベース的な技術記事は英語の方がやっぱり早かったりしますね。

資格だオンラインスクールだとお金をかける前に、まずは必要となるスキルを見定めたらマニュアルに目を通してみるのはいかがでしょうか。

 

2)現場改善に取り組むこと

駆け出しということもあって、いわゆる単純作業や繰り返し作業が降ってくることが多いのではないかと思います。私も現場に入ってすぐはそういう経験があります。

こういう雑務については、実は業務改善すべき仕事の塊だったりします。新しい人が入ってお願いしたいことというのは、時間がかかって他の重要な仕事に手が回らなくなることが多いのです。

そう言った雑務を丁寧にこなし自分の職域にし仕事のやりがいを感じるのはいいのですが、永遠にこれをやり続けると未来は明るくありません。新しい人が入ってくるまでそれをやり続けていてもスキルは上がらないのですから。

すぐ考えるべきは、それらの雑務を把握したら、改善方法を考えることです。結果さえ同じならプロセスを変えることについては、事前に指示者に承認を得れば可能です。たまにプロセス変えまくって上司に怒られる人がいますがこれはネゴシエーション不足です。プロセスに意味があることがたまにあるからです。それらの意味すら踏まえつつ、何らかのツールを入れたり現場の技術を利用したりして改善を行うと、まずは現場から感謝されます。かつ、自分の手が余るので他の人の仕事を手伝うことができるようになりますが、そこで中級の道を歩み始めます。

また、省力化した雑務は相変わらず自分の職域なので、だんだんこのやり方を広げていくと現場のワークについて自分が関わる面積が増えていきます。ふと気が付くと、リーダーへ近づいていることに気が付きます。

 

3)教えを乞うこと

最近は、教えてもらうことを恥と思う文化があるのではないか、と思っています。教えを乞う前にこんなに教材があるのになぜ調べないのか。インターネットに答えがあるのに検索すらしないのか、と。

教える側の立場で今気にしているのは、下記のポイントです。

・検索の方法がわかっていない場合が多い。私がその質問の回答に至るまでのプロセスをWEB会議の画面共有などでオープンにして、参考にしてもらう。例えば、検索した結果が回答を示すこと自体が理解できていないケースも多い。繰り返しオープンにしているといずれ真似して検索できるようになる。

・自分で考えることは大事だけど、仕事には期限があり品質もある。一度考えてわからなかったらすぐ質問するように薦めている。何でも教えてもらうのは辛い面もあるが、仕事なので割り切ってもらう。自分で考えることは、自習でやってほしいところ。

・現場ではじめてやることについて、チャレンジして結果を出すのは気持ちはいいが、必ず上級者のレビューを受けたほうがいい。その後落とし穴が待っているケースがあり手戻りが必要になることがある。早めに上級者と共有しておけば、その時間ロスが避けられる。

最近の資格ブームやオンラインスクールブームを見ていると、駆け出しエンジニアはどうにも、経験不足を露呈することを非常に恐れていて、前もって準備しておかないと軽んじられて痛い目に遭うと思っている節があります。

いえ、どんなに繕ってもどうせ経験不足は露呈するので、むしろ割り切って上級者にどんどん頼ってもらった方がありがたいとも思います。

 

 

それぞれお金をかけずに取り組むことができる3つのお話でした。

そもそも私の駆け出しエンジニアのときもお金は全然なかったので、その場の環境をフル活用しました。

私は闇雲にやるのがとても嫌いだったので、とにかく効率よく効率よくと考えていたら上の結論に辿りついています。お金や時間をつぎ込んで無駄にするのは、非効率ですからね。

この辺りの話は、メディアでもあまり語られていないのでまとめてみました。ご参考になれば幸いです。