orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

アルバイトなんてやめようぜ

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もう、ずうっっっっっっと思っていたことが、可視化した感じ。

 

www3.nhk.or.jp

非正規で働く人たちが正規雇用の人たちと同じ業務をしているのにボーナスや退職金を支給されないのは不当だと訴えている2件の裁判で、13日、最高裁判所が判決を言い渡します。
ボーナスや退職金の格差について最高裁が判断を示すのは初めてで、非正規で働く2100万人を超える人たちの待遇の在り方に影響を与える可能性もあります。

 

www3.nhk.or.jp

非正規の労働者が正規の労働者と同じ仕事をしているのにボーナスが支給されないのは不当だと大学の元アルバイト職員が訴えた裁判の判決で、最高裁判所は、ボーナスが支給されないことは不合理な格差とまではいえないとする判断を示しました。

(中略)

13日の判決で、最高裁判所第3小法廷の宮崎裕子裁判長は「大学では正規の職員は業務内容の難易度が高く、人材の育成や活用のために人事異動も行われ、正職員としての職務を遂行できる人材を確保し定着する目的でボーナスが支給されている。一方、アルバイトの業務内容は易しいとうかがわれる」と指摘しました。

そのうえで「ボーナスが支給されないことは不合理な格差とまではいえない」として、2審の判決を変更し、原告側の訴えのうち有給休暇についての訴え以外は退けました。

 

そう、アルバイトが想定している業務内容って、相当に、易しいんです。

易しすぎて、ツマンネってなるぐらい、易しい。

それでも、その仕事で構わないと思う人しかやっちゃいけないけど、ほとんどの人が、こんなのに人生費やすのはもったいない、と思うぐらい、易しい。

 

これ、アルバイトをディスってるわけじゃないんです。

ツマンネっていうぐらい易しい仕事が基盤であるアルバイトなのに、何だか高度なことをやらされている人がたまにいるんです。

でもアルバイトでしょ?。それって、安値でダンピングして仕事のやりがいをボランティアリーに提供しているに過ぎないんです。

簡単に言えば、搾取です。搾取できる雇用者側はいいですよね。高度な仕事をしてくれる人を破格で雇えてるわけです。

でも、労働者側は、搾取されてうれしいですか。うれしいならそれはそれでこの話は終わりですが、この裁判のように、なんでやねんとなるということです。

であればですよ、はじめからアルバイトの待遇で、高度な仕事なんかやっちゃダメなんです。

アルバイトで働いて、自己実現したい、なんて人もダメです。アルバイト契約で自己実現なんてできるわけないと思ってる。だって、易しいんだから。できるようになるのも早くて後は単純労働の繰り返し。辞めても代わりを呼べばいい。それぐらいの仕事のレベルがアルバイトの想定なんだから。

 

非正規になると少し話は変わって、派遣契約や業務委託で、高度なサービスを提供する場合だってあり得ます。

非正規も契約の一つなので、納得がいかなければ初めから契約なんてしなければいいだけです。

あれ、正社員と同じことやってるのに、何で正社員と非正規で、待遇違うの?、と現場に入って思ったら、速攻で辞めればいいと思っています。だから契約期間も初めは短いほうがいい。不当な契約かどうかを見極めるのに1年は長すぎる。

完全に正社員の責任を背負わせてるのに、非正規の枠組みで人が集まっちゃうから、雇用者側がこの手法を止めないんです。

もう、搾取される側にいる非正規の人には、ボイコットしてほしいくらい。

 

ということで、やっぱり目的にかなった仕事の仕方を、全国民にしてほしいと思ってます。時間が自由だからと言うだけの理由でアルバイトや非正規に手を出してしまうと、基本的には搾取が待ってます。もしくは、本当に「ツマンネってなるくらい易しい」アルバイトしかない。

本当に、高度な人材のための派遣契約だのってのは、フリーランスでコネがある人か、会社間で人材を提供するようなB2B(コンサルとか)しか存在しないだろう。

今回の判決は、なんだか現在のいびつな世の中を象徴する話だなと思っています。

アルバイトなんてやめようぜ。

基本的に、正社員で社会をまわせばいいと思うよ。

搾取しないと成り立たない会社なんか、いらないさ。