orangeitems’s diary

クラウドで働くインフラエンジニアの日々の感想です(ほぼ毎日更新)。

本社面積削減、サテライトオフィス拡張が時代の流れかと

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私個人の見解だと、テレワークは緊急事態の際にだけ取っておいて、オフィスに出るべきと言う意見は全く変わっていないのですが、1つ面白い動きが始まっているのでシェアします。

 

www.itmedia.co.jp

東芝が新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、テレワークを推進するため、国内のオフィス(工場を除く)面積の約3割を削減する方向で検討していることが17日、分かった。富士通も国内のオフィス面積を2023年3月までに半減する方針を示しており、電機各社の間でオフィスを削減する動きが広がりそうだ。

(中略)

一方、東芝は営業担当を中心に使うサテライトオフィスを約180拠点設けた。本社や支社のオフィス面積を減らし、社員には自宅に近いサテライトオフィスを活用してもらう。

 

この、本社のオフィス面積を小さくしつつ、サテライトオフィスを広げるやりかたが今後主流になるのではと思っています。

サテライトオフィスについて、自宅に近い場所を使ってもらうような書き方を記事ではしていますが、そうではなく、プロジェクト単位で集まればいいのではないでしょうか。

大きな会社の場合、全社員が一つのビルに集まったところで、全社員とコミュニケーションはしません。仕事をシェアしているメンバーとのコミュニケーションが99%です。であれば、その単位で集まればいいのであり、かつそれが必ず都心の一等地である必要は全くありません。

営業サイドの部署だと、顧客から近い都心のほうがいいですし、開発・製造主体であれば郊外のほうが環境が良いくらいです。プロジェクトを組むときに、住んでいる場所でメンバーを決めるというやりかたもできます。

 

一方で、サテライトオフィスをどこに設置するかが、成功の明暗を分けるかもしれません。あまりにも本社機能から遠くに設置すると、その場所に近い場所に住んでいる人しかプロジェクトに参加できなくなります。割り切ってしまえば、ワーケーションのような考え方が生まれます。

 

www.at-s.com

4人は高校生が卒業後に市外に流出することが市の人口減少の要因と分析。同校で情報技術を学びながらも、地元に就職先がないことで多くの生徒が市外の専門学校や企業に進んでいる身近な経験も踏まえ、IT企業の誘致が地域の課題解決につながると提案した。

 

仕事自体を大きくとらえ、[営業・企画] - [開発・製造] - [運用・保守]、と見た場合を考えます。

営業寄りのワークは都心に合った方が良いでしょう。顧客の意思決定機能が都心にあるため効率が良いからです。また、経営幹部と近くにいないと、意思決定の際に手間取るということもあります。

開発・製造については、業種にも寄りますが、SIerの感覚だとプロジェクトのクライアントの近くにプロジェクトルームがあると相当効率が上がります。要件定義など上流工程で顧客とのセッションが多いと、テレワークよりも直接お話しできるに限ります。一方で下流の方向だと、仕様が決まっている分遠隔でも十分に仕事ができます。このように、プロセスに応じて顧客に近いサテライトオフィスなのか、それとも下流の製造工程中心のプロセスを思い切ってワーケーションの方向に舵を取ることもできそうです。

運用・保守については、原則的には都心でやる必要はありません。WEB会議を通じてコミュニケーションも遠隔から可能です。ただ、直接お会いして会話する、ということは今もって価値があるので、割り切るのは少し勇気がいる、と言ったところでしょうか。

このように、仕事のどのプロセスかによって、サテライトオフィスの最適地は異なってくると思われます。テレワーク一辺倒のような極端な考え方ではなく、地に足の着いた人間にとって働くことが最もやりやすい方法は、今後サテライトオフィス中心に進化していくと考えます。