人種差別問題に始まる、IT業界の新しい動き、ご存知ですか?
Linuxの開発チームを率いるリーナス・トーバルズ氏が、Linuxのシンボル名およびドキュメントにおいて「マスター(master)/スレイブ(slave)」「ブラックリスト(blacklist)/ホワイトリスト(whitelist)」という語句の使用を避け、別の語句に置き換えることを推奨する方針を承認しました。
アップルは開発者エコシステム全体で、人種差別的な意味を含む可能性あるコーディング(プログラミング)用語を別の用語に置き換えることを発表しました。
オープンソースのコミュニティではインクルージョンを推進しようと、「マスター」「スレーブ」「ブラックリスト」「ホワイトリスト」といったソフトウェア用語をやめる動きが始まっている。
Twitterは「ブラックリスト」「ホワイトリスト」「マスター/スレーブ」など社内でソースコードや技術文書に使用している用語を、差別を連想させないものに変更すると明らかにしました。
・・・と、かなりの広がりを見せている話であり、私も初めて聞いたときは驚いたのですが、主旨を踏まえれば正しい活動だと思います。
この「ブラック=悪」「ホワイト=白」という意味で、日本で一番使われている言葉って何だろうと探してみたんです。
「ブラック企業」「ホワイト企業」
この表現、すごく日本で未だに使われていません?
あの仕事はブラックだ。あのプロジェクトはブラックだ。ブラックな上司だ。経営者がブラックだ。
転職したらホワイトでびっくりした。この業界はホワイト過ぎて退屈だ。などなど。
これ、「ブラック=悪」「ホワイト=白」の概念そのものではありませんか?。
日本人は誰もまだそんなこと言いだしてませんが、変える必要があります。
これに代わる言葉を生み出さないと将来、この表現自体ができなくなります。
何がいいんだろう。
違法企業/遵法企業、ではあると思うのですが・・・、何かピンときませんね。
と言うことで、ブラック企業/ホワイト企業に代わる言葉を考えられた方、ご存知の方、ぜひ教えてください。ブコメでもツイッターでも構いません。世の中を変えていきましょう。