orangeitems’s diary

クラウドで働くインフラエンジニアの日々の感想です(ほぼ毎日更新)。

インターネットの情報が古いことについて

f:id:orangeitems:20200626235448j:plain

 

薄々感づいてはいたのですが、文にしておこうかと。

今回のWordPress移行失敗については、手も足も出なかったということではなく、出口までもう少し・・というより出口から出た後、運用に堪えないなということで断念したのですが。

その道筋については、Google検索で資料を辿って前に進んでいきました。それは技術者をやっているといつものことなのですが、どうもそのGoogleが出してくる情報が古い。この業界、やっぱり3年前の情報は残念ながら役に立たないことを実感しました。2018年の記事でぎりぎりです。その当時なら、最もモダンな方法だったはずが、ソフトウェアのほうがバージョンアップを重ねて姿が変わってしまうケースがたくさんありました。

古い情報に従って作業をしても、そもそもその選択肢が無くなっていたり、結果がまるっきり違ったりしてしまいます。

これは、インターネットにある文書の量がどんどん多くなってきて、だんだんサジェストするGoogleの方も検索者の意図にヒットさせるのが難しくなってきているのでは・・と推測しています。

検索キーワードにはすごく一致するけれども、古い文書がたくさんあるので、最近の正確な情報が得られにくい、ということです。

一方で、検索条件で最近の文書を絞り込めばいいという意見もあるでしょう。

 

f:id:orangeitems:20200626232748j:plain

 

しかし、不思議なことに、最近の文書になると途端にGoogleって精度が下がりませんか?

というより、文書がない。

広いインターネットの海で、新しくて正しい文書を見つけ出すことって、実は至難の業なのかもしれません。SEO的には、まだアクセス数は少なくて、信頼度は低いと見られがち、ですものね。

新しい情報はあまり出てこなくて、数年前は権威とされていた文書が未だに上位に挙がってくる。ということが、文書が増えすぎていろいろな検索結果で起きているなと感じたのでした。

あ、この傾向。ニュースやトレンド情報ではまた変わりますよ。というのは、新しいキーワードが使われるのは最近しかないからです。

今回のような、apache / wordpress / aws / ec2、のような古くからある単語の概念のことを話しています。古くからあると言っても、あまり方法や文化が変わらないものは古い文書でも役に立ちます。しかしIT業界は3年経ったら同じ名前の製品でも様変わりしていることもあります。wordpressもawsもかなり変わってましたねえ・・。

 

仕事をしているときの私の情報源は、ほとんどGoogle検索経由で、もう社会インフラといってもいいと評価しています。だからこそ、このまま10年後、20年後となったときに、膨大な電子情報のことをどう彼らは判断し、検索結果1~30件をどう我々に提案してくれるんだろう。

こんな、古い情報の切り張りを結果として返してくるような状況が続くようだと、もしかして「書籍」の復権もあるのかもなと感じています。

今日出版された本は、今日の読者に対して書かれたもの、ですからね。対してGoogle検索の結果は、かなりまだら模様。

いくら過去に何百万アクセスあった文書だからと言って、バージョンアップにて情報が瞬時に陳腐化するかもしれません。

うーん、もっと例えるなら、ニコニコ動画の総合ランキングに、黄金期だったときの動画がいつまでもいつまでも残り続け、新しい作品が全然掲載されず活力を失っていくような問題です。今のぞいてみたら、「全期間」の定義が様変わりしていました。

 

dic.nicovideo.jp

2019年6月26日に「ニコ動ランキング改変」が行われ、ニコニコ動画のランキング機能はリニューアルされた。

このリニューアルは工作対策なども大いに盛り込まれ、ランキング計算式の変更なども行われた。これに伴い、旧ランキングと新ランキングではデータとして連続性が無くなり、12年の歴史を持つニコニコ動画のランキングはこの日をもって歴史的に分断され、一旦ここで再スタートすることとなった(ランキングの集計が再スタートしたのみであり、動画再生数やコメント数などの各動画に付随するデータは関係ない)。

2020年5月現在動いているランキングでの「全ジャンル」の「全期間」ランキングは、2019年6月26日のリニューアル(リリースの数ヶ月前から新計算式での集計は開始されているので、正確には6月26日のさらに数ヶ月前)からのデータの総計でしかない。そのため、ニコニコ動画初期から集計し続けているランキングを見る術が無くなってしまった。

 

お気持ちはすごーくわかる。

で、Google検索ってもしかして、似たような状態になってきてない?って話です。