orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

すべての人の意見に耳を傾けることは愚かな方法

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COCOAの開発者が叩かれている件。

下記にまとめられています。

 

simplearchitect.hatenablog.com

 

うーんよくわかる。

似たような経験を私はしたことがあります。

ブログを長いことやっていると、一個や二個はバズるんですが、そうなると一定割合で徹底的に批判してくる人が登場してくるんですね。

ああ、地域の自治会にもいたかもしれない。

とにかく、人が集まると必ず一定割合は、反対意見を言うことが生きがいのような人が現れる。言葉の表現が激しい。

そして好戦的。議論なら受けて立つ。そんな人が多い。

しかし、私は一人だけれど、反対意見は複数なんですね。集まった人数が多ければ多いほど当然反対層も増えていきます。

そして集まって、同調し合い、増幅していく。

もしかしたら少数意見かもしれないのに、声の大きさがあるのでさも、対抗軸のようになっていきます。

国会とか見ていてもそんな感じですよね。

とにかく目立ったらそうなる。どんな有名人にもアンチはいます。

経験上、そもそもそういう層を見ない、ブロックではなくミュートするのが効果的です。ブロックは反作用の力が発生するので、危険です。何しろ見ない。バズった対象が注目されなくなるとともに彼らは解散していきます。

反対する観点を主張したいというよりは、バズったパワーに対して反対勢力たることで注目を得られることが主目的ではないかと解釈しています。もし、本当に主張したいのなら、反対意見という形ではなく自らが意見発信をすべきですが不思議とそれはしていないケースが散見されます。

 

会社でもそういうことはあって、ある程度の規模の組織を受け持つようになると、一定のニヒリストのような人たちが生まれます。何をやろうとしてもとにかく反対してくる。かと言って、自らは何もしようとしない。もしくは何かをやろうとしたことに反対意見を述べると、烈火のごとく怒りだす。

私も昔はそういった層とも会話をすれば分かり合うことができ、意見をぶつからせつつ新しいよりよい方法を目指すべきだと思った時期がありました。

これは甘かったと率直に思います。

会社は民主主義の場ではないので、少数意見を尊重することをする必要など、ないです。意見を発することそのものはとてもいいことです。ただし決めるのは決裁者です。決裁者が責任を持って決めたことに、部下は自分の意見がどうあれ気持ちよく対応すべきです。もしそんなに自分がやりたいことを突き通したいなら、会社の外でやるべきですが不思議とそれはしない。

一定の、自分の意見が反映されないとへそを曲げる人たちが存在することを私は知っていて、これは教育段階やメディア報道における、悪い民主主義的な考えに染まっているのではないかと思うことがあります。反対意見が1つでもある限り、それは無視されるべきではない。無視することは暴力だ。

いや、民主主義の場面でも多数決で決めることは正しいとされています。拡大解釈し、全員一致でないと何も許さないような態度を取る人を見たことがあります。それは、幼稚と言わざるを得ず、その経験を持って、この層を無視しないと始まらないと認識を改めたものです。

 

結論としてまず、バズるような状態となった場合、そっとSNSなどは閉じるべきだと思います。反対原理主義者は相手にすればするほど相手にしきれなくなってきます。自分は一人、相手は複数。見ないことだけが必要です。

次に、もし身の回りにそう言った人がいた場合は、当初から表面的なコミュニケーションに終始し深く関わり合いにならないことです。理想主義的に「みんな、なかよく」なんてやると地獄が待っています。

みんながわかり合う世界など、空想上にしか存在しません。

ここは現実です。分かり合える人たちだけ大事にしていくことが肝要と思います。