orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

オンライン授業の様子を見てて思うこと

f:id:orangeitems:20200511182326j:plain

 

オンライン授業が広がっている

何だか日本国内の感染者数も激減してきて、外も暑くなってきて、なんだか普通の生活がすぐそこまで来ているような気がしますが、多分気のせいだと思います。そんなはずないです。

で、すぐには戻れないことを前提に、オンライン授業の取り組みが学校で進んでいます。先生たちも何もしない状況を続けることもできないので、とりあえず始めようというモードのようです。

 

www.nikkei.com

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う学校の休校が長期化する中、千葉県内ではオンライン教育体制を整備し、小中学生の学習を支援する動きが広がっている。教育格差是正の観点などから、通信機器を用いた学習体制の整備は中長期的な課題だった。今回の休校を機に、オンライン教育の普及に弾みがつく可能性がある。

 

www.nikkei.com

新型コロナウイルスの感染拡大に伴う学校の休校が長引くなか、埼玉県内の高校でパソコンやタブレット端末を使った双方向のオンライン授業を導入する動きが広がっている。ビデオ会議システムを用いて生徒がリアルタイムで質問するなど、対面授業のような仕組みを確立した高校もある。今回の休校を機に、オンライン教育の普及に弾みがつく可能性がある。

 

私の自宅でも、子どもがオンライン授業を受けていてそばから見ているのですが、いろいろと課題がありそうだと思ってまとめておきます。

 

オンライン授業の様子を見ていて思うこと

私の家では机と椅子、そして部屋も用意したし、ノートパソコンもありました。私がインフラエンジニアということもあり、社内SE(家庭内SE?)のいる世帯です。ハードウェア面では全く困らないのですが、それでも、思うところはあります。

授業はGoogle Meetでやっているようで、生徒の顔を先生が見られますし会話もできます。ビデオは必須らしいです。先生が生徒を確認したいそうです。で、子どもに感想を聞くと、画面を見続けないといけないのがつらいそうです。

そうか、授業が1時間くらいあるとして、画面に自分の姿が映るとすれば、わき見したり別のことをしてたりすると警戒される。で、液晶画面をずっと見ているのはそりゃあ、目が疲れますよね。

相談して、「夜間モード」を使うように言いました。

 

www.excite.co.jp

Windows10には、夜間だけ画面の明るさを自動的に落とす「夜間モード」があり、「設定」の「システム」→「ディスプレイ」で設定できる。

 

十代に、液晶画面を一日中見させるのは、そりゃあ良くないなあ。教室だとせめて数メートル先を見ますから、これは実は問題だと思います。授業時間のうち、目を休ませたり、休憩を入れたりするタイミングが必要だと思いましたので、ぜひ考えてあげてほしいです。

一方で、千葉県の記事を読むと、オンライン授業といったってYouTubeの授業動画を見せるだけじゃんという分析もあります。動画を見ることはオンライン授業と言わないよな・・と思いますね。もし動画を見るだけでよいのであれば、それは学校で授業を受ける意味ってどこにあったんだろうとも思います。過去、私も学生時代にそういう感想を持ったこともありました。これって、本読めばわかるよな、と。私のイメージは埼玉県の方が近い。ZoomやGoogle Meetの話も出てきていますからね。

あと、先生の方がITに慣れていないそうで、授業でも結構機器トラブルがあるそうです。生徒のほうが「やれやれ」と思うことが多いそうで、実は先生のほうが世の中から大きく遅れていた。でも学校というローカルルールに守られていて裸の王様だった。何かないと昭和の状況がいつまでも続いたのかもしれませんが、今回を機に結構、先生側もたくさん学んでいらっしゃるようで、急速に、オンライン授業が成り立ってきているのを見ています。

また、スマホ依存、スマホオンリー、スマホファーストだった子どもがどんどんパソコンの使い方をおぼえはじめていて、これもうれしい誤算ですね。

意外とオンライン授業自体は成立しそうな雰囲気が強くて、いつまで続くのかはわかりませんが、中長期で考えると自宅環境の差が心配です。親もテレワークをし子どももテレワークをし、で必ず二部屋は必要となりますし、家族が多いところはカオスでしょう。ノイズキャンセリングイヤホンでもさせるしかないのかな・・。

いろいろな矛盾も何もひっくるめて、ものすごい勢いでオンライン教育が日本中で行われています。しばらくすると問題点が整理されていくんでしょうね。しかもソフトウェア側もどんどん進化しているので、楽しみになってきました。

 

すぐ終わるのかもしれないけれど

何となく学校が一番初めに休みになり、そして一番初めに学校が始まるような気がしていて、とするとせっかくこのオンライン教育も一旦終了・・となるかもしれません。

まあでも、先生方も一度設備を手に入れ使い方を知ってしまうと、例えばお休みの生徒に動画配信したり、復習で動画が見られたり。もしくは特別授業で自宅からテレビ会議で授業を受けられたりと、何か違うことが始まりそうな気もしています。そういうものですよね?。時間が止まった学校制度がロック解除されたのかもしれません。

医療の現場でもオンライン医療が始まっていますし、いろいろ終わったら、何か急激に進化した何かをいろいろ見られそうで、すこし、ワクワクしてきました。