Nintendo Switchをリモートプレイ?
なんだかすごいなあとうなった記事がありまして。mzyy94さんという方のブログで、Nintendo SwitchをiPhoneからリモートで(外出先から)操作するという話題です。
いや、普通はそんなことできるはずがないです。Switchにはリモートデスクトップ機能はありませんから。仮に画面キャプチャーだけ配信できるとしても、操作する術はない。しかし、やり遂げられていました。
要約
上記は複数の記事がありますが、何を行っているかについてかいつまんでみます。
①Pro ControllerとラズパイをUSB-Cで接続
②ラズパイでPro Controllerをシミュレート
③iPhoneとラズパイをWiFiでつなぎ、アプリからラズパイへ入力
④iPhone -> ラズパイ -> Nintendo Switchの順番で、iPhoneをPro Controllerとして利用
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⑤ラズパイにキャプチャーボードを買って取り付ける
⑥SwitchとキャプチャーボードをHDMIでつなぎ、ラズパイでキャプチャーできているか確認
⑦ラズパイがHDMIキャプチャーされた映像をH.264にエンコードし、WifiにてWeb経由で配信
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⑧SwitchとラズパイをUSB-Cで接続
⑨ラズパイにUSBサウンドデバイスのサービスを実施、Switch側が認識
⑩ラズパイから⑦で配信した映像にサウンドも載せる
⑪この辺りでラズパイの電力不足のため、セルフパワーのUSBハブを挟む
⑫Google Chromeから画像+音で受信できることを確認
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⑬ソフトウェアの実装(ラズパイ・iPhone)
⑭完成
すばらしい・・。
感想
20年くらい前のパソコン状況は結構こういうチャレンジが盛んで、例えばPlaystation 2でLinuxを動かすみたいなことが盛んでした。アングラで実施されていたのですがSonyが食いついて公式版まで出ました。
ただマーケットは広がらなくって、一部の人たちだけの愛好に留まりました。大昔の電子工作ブームからマイコン、自作パソコンまで何となくこういう手作りの世界は残っているように思います。
インフラ系のシステムエンジニアをやっていると、今回のSwitchをiPhoneでリモートで動かすことの間におこるいろいろな手法が楽しいです。最後にできているからスムーズに進めてあるように見えますが、いろいろな試行錯誤あって中間にいろいろなスキャナーをすることで推理し、正解を見つけていく過程にドラマがあるはずです。
最近は、便利なツールがたくさん出て、どうにもこういう試行錯誤をすることを止めてしまったなとちょっと反省。
ラズパイで遊び始めたいなと思いAmazonで検索。
一式で税込12,800円と、遊びとしてはコスパいいですね。本体だけあっても使い道が限られるので、カメラモジュールも一緒に。これも税込み3,280円と安い。
あとは、本を買って・・。
どういう風に楽しむか検討中です。もうしばらくステイホームでしょうから、家でできる楽しいことを追求してみたいと思います。